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害虫・害獣を知る

カメムシ対策は10月までに2〜3mmのすき間をふさぐ!家の外周6か所と道具

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窓を開けたら網戸に何匹も止まっている。取り込んだ洗濯物から1匹落ちてきて、つまんだら手が青臭くなった。カメムシ対策を調べ始めるのは、たいていこの時期だと思います。

先に答えを書くと、カメムシ対策は家に入ってくる10〜11月より前に、2〜3mmのすき間をふさいでおくことが先です。京都市は3mm、堺市とアース製薬は2〜3mmのすき間があれば入ってくると案内しています。入られてから1匹ずつ捕るより、入り口を減らすほうが手間もニオイも少なくて済みます。

私は害虫駆除業者として年間800件以上の現場に出ていますが、担当はゴキブリ・ネズミ・ハチで、カメムシの駆除作業はしていません。この記事は、自治体と農研機構・農林水産省の資料、メーカー公式の製品表示、業者の公式サイトを確かめてまとめました。業者に頼むときの見積もりの見方は、ほかの害虫の現場と同じ目線で書いています。

カメムシ対策は10月までに2〜3mmのすき間をふさぐのが先

カメムシ対策とは、越冬のために家へ入ってくるカメムシを、すき間をふさいで入れないようにし、入った1匹はニオイを出させずに外へ出すことです。京都市・堺市・春日市はそろって、家に入り込むのは10〜11月ごろと書いています。9月のうちにすき間をふさぎ、窓まわりに忌避剤をかけておけば、10月に入ってくる数を減らせます。

家の白い壁に止まっている茶色いカメムシ

カメムシ対策は、いまの状況によってやることが変わります。この記事では「カメムシ対策の3場面」に分けて書きました。

場面いまの状況やること
入れないまだ家の中では見ていない。外壁や網戸で見かける外周6か所のすき間をふさぎ、窓まわりに忌避剤をかける
見つけた1匹部屋の中で数匹見かけた潰さずに凍結スプレーか粘着シートで処理する
毎日入ってくるふさいでも毎日何匹も入ってくる、2階の外壁など手が届かない外周の封鎖まで業者に頼む

2026年は静岡県で平年の20倍、スギ・ヒノキの実が多い年に増える

カメムシが多い年と少ない年があるのは、山のスギとヒノキの実(球果)の量が年ごとに大きく変わるからです。兵庫県の資料は、果樹を荒らすカメムシの「主な繁殖源は、スギやヒノキの果実(球果)である」と書いています。実が多い年に山で増え、実を食べ尽くすと山から出てきます。

2026年は多い年です。静岡県は2026年10月1日に果樹カメムシ類の警報を出しました。9月1〜20日に予察灯にかかった数は平均19,512頭で、平年の960頭の20.3倍。県は「異常多発した令和6年(2024年)を上回る水準」としています(静岡県 警報第1号)。

木の枝に止まっている緑色のカメムシ

都道府県が出す注意報・警報の件数を見ると、多い年が分かります。農林水産省の資料では、2022年27件、2023年13件、2024年61件、2025年18件で、2026年は7月末までに33件(30府県)が出ていました(農林水産省「果樹カメムシ類の発生と防除」)。注意報は果樹農家向けの発表ですが、山から出てきたカメムシは住宅にも来ます。住んでいる県の病害虫防除所が注意報を出していたら、その秋は早めに準備してください。

2026年の秋に注意報を出した県と平年と比べた数、家に飛んでくるのが何月まで続くか、外壁や窓に何十匹も集まったときの片付け方は、カメムシ大量発生はいつまで続くかと場所別の片付け方にまとめました。

カメムシは窓・網戸・換気口など家の外周6か所から入る

カメムシが家に入る道は、窓まわりと外へ通じる穴です。京都市は「窓の隙間や換気扇口、給排気口などから室内に侵入」、札幌市は「窓枠や溝、換気口など、ごく狭い場所からでも侵入」と書いています。家の外を1周して、次の6か所を順に見てください。

家の外周でカメムシが入る6か所。網戸と窓の合わせ目、窓サッシのすき間、換気口・給気口、換気扇、エアコンの排水ホースと配管の穴、取り込む洗濯物と布団
場所入り方ふさぐ道具
1. 網戸と窓の合わせ目窓の開け方で網戸との間にすき間ができる窓の開け方を変える・すき間テープ
2. 窓サッシのすき間戸車まわりや古いゴムのすき間すき間テープ
3. 換気口・給気口外に開いたままの穴換気口フィルター
4. 換気扇(台所・浴室)止めている間も羽根の奥は外とつながっている外側のフードに防虫網を付ける
5. エアコンの排水ホース・配管の穴ホースの口と、壁の穴のすき間防虫キャップ・配管用のパテ
6. 洗濯物・布団干している間に付いて、一緒に持ち込まれる取り込む前に払う・10〜11月は部屋干し

網戸と接する側の窓を半開きにすると、合わせ目にすき間ができる

網戸を閉めているのに入ってくる家は、窓の開け方を見直してください。LIXILは「網戸と接する側の窓を半開きにすると、網戸と窓の間に隙間ができて、外から虫が入りやすくなります」と案内しています(LIXIL よくあるご質問)。網戸と窓のフレームが重なる位置まで窓を開ければ、このすき間は消えます。

それでも網戸と窓枠の間に光が漏れるなら、毛の付いたすき間テープを貼ります。京都市・堺市・春日市も、網戸や窓のすき間をすき間テープでふさぐよう書いています。

サッシの下や引き違いの召し合わせのように幅が広いすき間には、厚みのある圧縮タイプが合います。

換気口にはフィルター、エアコンの排水ホースには防虫キャップ

壁の換気口・給気口は、ずっと開いている穴です。室内側からフィルターを貼れば、カメムシが通る道を減らせます。スターフィルターの虫ブロックは虫よけ成分のペルメトリン入りで、メーカーが不快害虫の例にカメムシを挙げています。交換の目安は1〜3か月です。

エアコンの排水ホースは、先が外に開いた管です。ホースの口に防虫キャップを差し込んでおけば、水は流れたまま虫の出入りをふさげます。

白い洗濯物は払ってから取り込み、10〜11月は部屋干しにする

カメムシは白っぽい明るい色を好み、日当たりのよい洗濯物に集まります(アース製薬)。シーツやバスタオル、ワイシャツが狙われやすい色です。春日市は「軽く払ってから取り込みましょう」、堺市は10〜11月の部屋干しを勧めています。

庭にツバキやサザンカがある家では、4〜6月と8〜9月にチャドクガの毛が風で飛んで洗濯物に付くことがあります。付いた服の洗い方はチャドクガの駆除と刺されたときの手当てに書きました。

洗濯かごから洗濯物を取り出している人

取り込むときは、裏返して縫い目やタオルの間まで見てください。アース製薬は、カメムシだけでなく卵が付いていないかも確かめるよう書いています。

外壁と窓まわりには9月のうちに忌避剤をかけておく

忌避剤は、カメムシが寄ってくる前にかけておくものです。アース製薬は「越冬場所を求めてやってくる9月頃から予防的に」スプレーするよう書いています。10月に網戸が埋まってからかけても、すでに家の外壁に集まった分は止められません。

選ぶときは、屋外専用か、屋内でも使えるかを先に見てください。同じ「カメムシ用」でも、部屋の中では使えない製品があります。

商品形使える場所持続(メーカー表示)
カダン カメムシバリア(フマキラー)スプレー網戸・窓ガラス・玄関灯4か月(雨の当たらない場所)
カメムシキンチョールH(KINCHO)スプレー屋内・屋外期間の表示なし
カメムシアタッカーEX(KINCHO園芸)スプレー屋外専用4か月
カメムシコロリ ジェット(アース製薬)スプレー屋外専用約2か月
カメムシコロリ 貼るタイプ(アース製薬)貼る網戸・外側のサッシ約3か月
カメムシいやよ〜(家庭化学工業)吊るすベランダ・庭など約2か月
カメムシシャット(アーネスト)置く・吊るす置いた場所から6畳程度約2か月

スプレーは屋外専用か屋内でも使えるかで選ぶ

表のスプレー4本のうち、部屋の中でも使えるのはカメムシキンチョールHだけです。カメムシアタッカーEXとカメムシコロリ ジェットは屋外専用で、アタッカーEXのラベルには「室内では使用しないでください」とあります。カメムシバリアは網戸・窓ガラス・玄関灯にかける製品です。

カメムシ用のスプレー19製品を屋内用と屋外専用に分けて、持続と1mLあたりの価格まで並べた比較は、カメムシ殺虫剤の選び方にまとめました。

貼る・吊るすタイプは殺虫成分を使わず約2〜3か月もつ

子どもやペットがいてスプレーをまきたくない家は、貼るタイプか吊るすタイプにします。カメムシコロリ 貼るタイプはハーブに含まれる食品成分で、室外側の網戸か、いちばん外側のサッシに貼ります。小さい窓は1個、1.5㎡以上の掃き出し窓は2個です。

ベランダや軒下には吊るすタイプが使えます。カメムシいやよ〜は1mほどの間隔で洗濯バサミなどに下げます。

カメムシシャットは12種類の植物成分の忌避剤で、置いても吊るしても使えます。有効範囲は6畳程度です。

カメムシちゃんアウトはハッカを使った吊り下げ式で、殺虫剤を使っていません。

玄関用として売られている吊り下げ型の多くは、適用害虫がユスリカ・チョウバエで、カメムシは入っていません。買う前に箱の裏を確かめてください。吊るす虫除けの適用害虫の見方は別の記事にまとめました。

ハッカ油スプレーは、効くと言える公的な根拠が見つからなかった

ハッカ油を水で薄めて網戸にかける方法はよく紹介されていますが、効くと示した自治体や研究機関の資料は見つかりませんでした。アメリカでクサギカメムシに精油を試した研究では、誘引を強く抑えたのはクローブ・レモングラス・スペアミント・イランイランで、ペパーミント(ハッカの仲間)は上位に入っていません。ペパーミントを含む精油を畑に毎週まいた試験では、5回の収穫のうち3回で被害が減りませんでした(アメリカ農務省の研究者がまとめた2017年の総説による)。

家にあるもので試すのは自由ですが、10月をハッカ油だけで乗り切ろうとするのは勧めません。上で紹介したカメムシちゃんアウトのようにハッカを使った市販品もありますが、こちらは持続の目安(約2か月)をメーカーが表示しています。効き目と期間が表示で分かる製品を使ってください。

夜の明かりの紫外線を減らすと寄るカメムシは1/3〜1/5に減る

カメムシが夜に窓へ寄ってくるのは、明かりに含まれる紫外線に引き寄せられるからです。農研機構の試験では、水銀灯は白熱灯の5.6〜304.6倍のカメムシを集め、紫外線を除くフィルターをかけると集まる数が1/3〜1/5に減りました(農研機構)。光全体を暗くするだけのフィルターでは、はっきりした差は出ていません。

家でできるのは、使わない部屋の照明を消すことと、厚手のカーテンで光を漏らさないことです。京都市・春日市は、紫外線をカットした防虫ランプやLEDへの交換、窓に貼る近紫外線カットのフィルムも勧めています。照明と虫の関係は「虫が蛍光灯に寄ってくる理由」に詳しく書きました。

家の中のカメムシは潰さず、凍らせるか粘着シートで包む

部屋の中で見つけたカメムシは、刺激を与えずに処理します。KINCHOによると、カメムシのニオイは警報フェロモンの一種で、1匹がニオイを出すと周りのカメムシもニオイを出します。手で払う、叩く、ティッシュでつまむといった刺激がいちばんニオイを出させます。

布の上を歩いている茶色いカメムシ

堺市は「潰さないようにガムテープや紙を利用してそっと捕獲するか、即効性のある市販のカメムシ殺虫剤で駆除する」よう案内しています。道具で分けると次の3つです。

  1. 凍結スプレー: 噴射して動きを止め、ニオイを出す前に処理する
  2. 粘着シート: カメムシに上からかぶせて包み、そのまま捨てる
  3. 紙コップと下敷き: 下からコップをあてて落とし、ふたをして外へ出す(KINCHOの案内)

凍結スプレーには殺虫成分のないものと、あるものがある

名前の似た凍結スプレーでも、殺虫成分が入っているかどうかで使える場面が違います。台所や子ども部屋なら殺虫成分のないもの、見つけた場所に「また来ないように」もしておきたいなら殺虫成分入りを選びます。

商品殺虫成分住みつき防止(メーカー表示)
凍殺ジェット(フマキラー)なしなし
虫コロリアース 凍らすジェット(アース製薬)なしなし
カメムシ凍殺ジェット(フマキラー)あり(フタルスリン・ペルメトリン)屋内で最大2か月、屋外で最大1か月

殺虫成分のない2本は台所や子ども部屋に向きます。カメムシ凍殺ジェットは、出てきたサッシや網戸にかけておけば住みつきも防げます。ただしフマキラーも「使用環境(気温、風向き等)、カメムシの種類によってはニオイが出ることがあります」と書いていて、凍結スプレーでもニオイがゼロになるとは限りません。

ゴキブリ用のような普通の殺虫スプレーをかけても、カメムシはすぐには止まりません。家に入るカメムシ4種に7種類の殺虫剤を試した渡辺ほか(1994)では、よく効いたピレスロイド系でも、乾かした薬剤に触れさせ続けて半数が倒れるまで34〜40分かかりました。そのあいだに刺激を受けてニオイを出すので、家の中では先に凍らせて止めます。

屋内で使えると書かれた6製品の違いと、ゴキブリ用スプレーで代わりにしてよいかは、カメムシ殺虫剤は屋内用と屋外専用で別物で確かめられます。

掃除機で吸わず、天井の1匹は粘着シートか捕獲器で取る

掃除機で吸うと、吸われた刺激でカメムシがニオイを出し、そのニオイが掃除機の中に残ります。手の届く壁や床にいる1匹なら、粘着シートを上からかぶせて包めば触らずに済みます。バルサンのカメムシペッタンポイは殺虫成分を使っていない紙製で、そのまま燃えるゴミに出せます。

天井や高い窓にいる1匹は、長い柄の先で包む捕獲器が使えます。ぱっくりんは90cmの棒の先に粘着シートを付け、カメムシを折りたたんで閉じ込める道具で、島根県出雲市の木材会社が作っています。

手や服についたニオイはアルコールで拭いてから石けんで洗う

カメムシのニオイの主な成分は、ヘキセナールやデセナールなどのアルデヒド類です(アース製薬)。アース製薬は、油に溶けやすい成分と水に溶けやすい成分があるので、まず消毒用アルコールか化粧品のクレンジング剤を含ませたティッシュで拭き取り、そのあと石けんで洗う、という2段階を勧めています。

洗濯できる服やタオルは、洗剤で洗えば落ちます。すぐに洗えないカーテンやソファには、布用の消臭スプレーを使います。家庭化学工業の臭い消しスプレーはカメムシのニオイ用で、20〜30cm離して表面が湿る程度にかけ、陰干しします。手や肌に使える表示はないので、布にだけ使ってください。

カメムシは人を刺したり咬んだりしません(KINCHO)。ただし汁が皮膚につくと炎症を起こすことがあります(春日市)。兵庫医科大学の夏秋優准教授は、皮膚についたら「すぐに石けんなどで洗い流してほしい」と話しています(神戸新聞)。赤く腫れて引かないときは皮膚科にかかってください。

毎日何匹も入ってくるなら、外周の封鎖まで業者に頼む

すき間をふさいで忌避剤もかけたのに毎日何匹も入ってくるなら、自分では見つけられない入り口が残っています。2階の外壁や屋根まわりのように手が届かない場所なら、業者に外周の封鎖まで頼んでください。

市役所に頼んでも、個人の家のカメムシは駆除してもらえません。春日市は「私有地(自宅やマンションなど)で発生したカメムシの駆除や、駆除にかかる費用・薬剤の補助などは行っていません」と書いていて、横手市・倉敷市も個人宅の害虫は業者を案内しています。例外として、福島県金山町は業者に頼んだカメムシ駆除の費用を50%(上限15,000円)補助しています(金山町)。

カメムシ駆除の費用は1万円から4万円台まで、作業の範囲で変わる

業者の料金は、どこまでやってもらうかで変わります。くらしのマーケットのカメムシ駆除に載っている31件の料金を数えると、最安8,000円、最高25,000円、中央値は10,000円でした(くらしのマーケット)。ページの目安は「被害面積10平米 ¥10,000〜¥15,000」で、薬剤をまく範囲で決まる料金です。

頼み先料金(公式の表示)主な作業
くらしのマーケットの出店者(31件)中央値10,000円(8,000〜25,000円)10平米ほどの薬剤処理・侵入経路の確認
ダスキン ターミニックス1回27,500円(税込)〜軒下・外壁と玄関・窓などに薬剤処理。カメムシを含む不快害虫の料金
駆除ザウルス基本料金44,000円(税込)〜駆除とコーキング剤などでの外部の侵入口の閉鎖

1万円前後と4万円台の差は、薬剤をまくだけか、入り口をふさぐ工事まで入るかの違いです。毎年たくさん入ってくる家は、薬剤だけだと翌年も同じことになりがちなので、封鎖まで見積もりに入れてもらってください。

東京23区周辺なら害虫ファーストがカメムシも受け付ける

東京23区かその周辺に住んでいて、まず見てもらいたいなら害虫ファーストに相談できます。公式サイトの駆除対象にカメムシが入っていて、窓際や照明の近くでカメムシをよく見る、という相談の例も挙げています。対応エリアは東京23区と周辺、料金は害虫ごとの区別なく税込5,000円からです。保証は「侵入経路をふさぐ工事をした場合は、再発時に無料で再駆除」です。

見積もりは「カメムシ見積もり4点チェック」で比べる

業者の見積もりは、金額より先に中身を比べてください。ネズミの見積もりで「封鎖する箇所の数と材料」「来てもらう回数」を確かめるのと同じ考え方です(ネズミ駆除業者の選び方)。カメムシなら、次の4つを確かめます。

  1. 処理する範囲: 10平米の部分処理か、外壁全体か
  2. 入り口をふさぐか: ふさぐ箇所の数と、使う材料(コーキング・網・パテ)
  3. 来てもらう回数: 10〜11月の飛来期に1回で終わるのか、追加で来るのか
  4. 保証の対象: カメムシに保証が付くのか(害獣だけが対象の業者もある)

2社以上から取り、この4点がそろった見積もりで比べれば、金額の差がどこから来ているのか分かります。

カメムシ対策は9月の予防と10〜11月の封鎖で決まる

カメムシ対策は、季節ごとにやることが決まっています。家に入ってくる10〜11月に向けて、9月のうちに準備を終えておくのが基本です。

カメムシ対策の1年。春は家の中で越冬した成虫が外へ出ていく、夏は山のスギとヒノキの実で増える、9月はすき間をふさぎ忌避剤をかける、10〜11月は家に入ってくるので洗濯物を部屋干しにして入った1匹を処理する、冬は家の中で越冬している

春に家の中から出てくるカメムシは、秋に入って越冬していた個体です。札幌市は、スコットカメムシが10月中旬ごろに家へ入り、春先に外へ戻ると書いています。春に何匹も出てきた家は、その年の9月に入り口をふさぐ場所の当たりがつけやすくなります。出てきた窓やサッシの近くから見てください。

よくある質問

カメムシは何mmのすき間から入りますか?

2〜3mmのすき間があれば入ってきます。京都市は3mm、堺市とアース製薬は2〜3mmと案内しています。網戸と窓の合わせ目、サッシのすき間、換気口は、このくらいのすき間が残りやすい場所です。

カメムシは家の中で繁殖しますか?

家に入ってくるのは越冬のためで、増える場所は山のスギやヒノキの実です(農林水産省・兵庫県)。家の中で何世代も増えるとは考えにくく、春になると外へ出ていきます。冬に部屋で見かけるのは、秋に入って越冬していた個体です。

カメムシは人を刺しますか?

刺したり咬んだりはしません(KINCHO)。ただし、出す汁が皮膚につくと炎症を起こすことがあります(春日市)。ついたらすぐに石けんで洗い流してください。

カメムシの駆除は市役所がしてくれますか?

個人の家のカメムシは、市役所では駆除してもらえません。春日市・横手市・倉敷市とも、自宅の害虫は業者か市販の薬剤を案内しています。福島県金山町のように、業者に頼んだ費用の一部を補助する町はあります。

カメムシが多い年はどうやって分かりますか?

住んでいる都道府県の病害虫防除所が出す「果樹カメムシ類」の注意報・警報で分かります。2026年は静岡県が10月1日に警報を出し、予察灯にかかった数は平年の20.3倍でした。注意報が出た年は、9月のうちにすき間をふさいでおいてください。

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