どれだけ虫対策をしても家の中に虫が入ってきちゃう。
と悩まれている人は多いはず。害虫対策として家の掃除を徹底したり、窓際に虫の忌避剤を設置しているご家庭は多いのですが、虫が侵入してくる根本的な原因は他にあるのかもしれません。
夜になると街灯にたくさんの虫が群がっている光景を見たことがある人は多いのではないでしょうか？虫は明るい光を好むため、街灯の明かりに引き寄せられてどこからともなく集まってくるのです。夜は周りが暗いため、街灯の光を見つけた虫は街灯の周りに漂い続け、他の場所へ移動することもありません。
実はこれと同じ現象が住宅に対しても起こっているのです。夜になると屋外にいる虫が灯りを求めて窓から漏れる光に引き寄せられて集まってきます。その虫たちがより光に近い場所を探し求めた結果、家の中まで侵入してきてしまうのです。
室内電灯をLEDに変えると虫対策が出来るという情報もよく出てきます。実際、私が担当した案件では室内電灯を通常の電球からLED電球に変えるだけで、虫の捕獲数が10分の1に減った案件もありました。電球をLEDに変えるだけで十分に虫対策ができるのです。そこで今回は
- 虫が蛍光灯に集まってくる理由
- LEDに変えると虫が寄って来ない訳
- 合わせて実施したい虫対策
についてご紹介します。ゴキブリやネズミなどの害虫害獣だけでなく、コバエやカメムシなど小さな虫が発生している家庭では、室内電灯をLEDに変えてみるのも一つの虫対策としては有効なのです。逆にLEDに変えても影響を受けない虫もいるため、問題となっている虫がLEDに変えて減少するのかどうかもチェックしましょう。
虫が蛍光灯に集まる理由
虫が蛍光灯の光に集まってきているのは多くの人が知っている事実なのですが、 虫はただ蛍光灯の光に集まってくるのではなく、蛍光灯の光が発している紫外線を求めて集まってきます。光そのものというより、問題になるのは紫外線なのです。
さらに虫が紫外線を求めて集まってくることには、虫自身の習性も関係しています。虫は光に対して一定の角度で移動する走行性という性質があります。光そのものを求めて集まってきているのではなく、光を発している光源に対して一定の角度を保った状態で飛んでいるのです。
ただ光に集まってくるだけであれば、街灯や室内灯などの照明にくっついているはず。しかし光に集まってきた虫は、その周囲をグルグルと旋回するように飛んでいます。これも虫の走行性が関係しています。
光に対しての虫の走行性
虫が光を発している光源に集まって、その光の周りをグルグルと旋回して飛ぶことを虫の走行性と呼びます。光に向かって飛んでいくことを正の走行性、光と反対側へ飛んでいくことを負の走行性と呼び、街灯や室内灯に向かって飛んでくるのは正の走行性が原因となっています。
虫はただ光に向かって一直線に飛んでいるのではなく、光源から出ている光の波に対して一定の角度を保って飛びます。日中は太陽からの光が上空から降り注いでいるため、その光に対して一定の角度で飛びながら移動します。しかし夜になると街灯や住宅から漏れる室内灯の光がメインとなるため、移動する方向が変化します。
太陽の光は上空から降り注いでいるのに対し、街灯や室内灯は四方八方に光の波が拡散しています。拡散している光の波に対して一定の角度で飛ぶため、街灯に群がっている虫は周囲をグルグルと旋回するように飛ぶのです。
つまり、虫は正の走行性によって光を発している光源に向かって飛んできて、その光源近くまで来ると光の波に対して一定の角度で飛び続けます。この虫の走行性という習性によって、夜に虫が光に群がっているように見えるのです。
紫外線に向かってくる
虫は光そのものを認識して飛んでいるのではなく、光の中でも紫外線に反応しています。
人が目で物を認識できるのは、物に反射した光の波長を認識することによって色の違いを判断出来ています。光は波のようにうねうねと波打って進んでおり、これを光の波長と呼びます。一般的に人間が見れる光の範囲が可視光と呼ばれ、それよりも波長の短いものを紫外線、波長の長いものを赤外線と呼びます。
虫は人間の目と違い、可視光よりも波長の短い紫外線を認識できているのです。夜間に虫の正の走行性が起きると、この紫外線が出ている物体を求めて飛んでくるようになります。逆に波長の長い赤外線は認識できていないと言われています。
通常の蛍光灯や白熱電球は紫外線が出ており、その紫外線に対して虫が集まってきます。虫はただ単に蛍光灯の光に集まってくるのではなく、蛍光灯から出ている紫外線が見えることによって集まってくるのです。つまり、紫外線が出ていなければ夜間に灯りを付けていても、虫が集まってくることはありません。
LEDは紫外線が出ないため虫が寄ってこない
住宅でも電球として使用されるものの一種にLED電球があります。最近の新しい住宅では省エネの観点から、最初からLED電球が使用されていることもありますね。我が家もリフォームするタイミングで全ての電球をLEDに変更しました。
LED電球はエネルギー消費量（電気代）が少ないだけではなく、紫外線をほとんど発していないことも特徴の一つ。LEDは紫外線を発していないため虫が寄り付いてきにくいのです。
LEDは明るい電球ですがほとんど紫外線が含まれていないため、虫の正の走行性が発生しません。そのため、夜間に明るく光っていたとしても、その光に対して虫が寄ってくることが少ないのです。リビングや寝室の電気だけではなく、玄関などについてる屋外灯もLED電球に変更すると紫外線の発生量が抑えられ、夜間に虫が集まってくる可能性が低くなります。
家の中に虫が侵入してくる大きな原因として電球の明かり（紫外線）に虫が集まってきていることが挙げられるのですが、LEDに変更すればその心配は減るでしょう。
紫外線が含まれるLED電球もある
といってもLED電球全てが紫外線を完全に含んでいないわけではありません。LED電球も微量の紫外線を発していますし、LED電球の種類によっては、紫外線を発することによって光の色調整をしているものがあります。紫外線が含まれているLEDの場合、LEDに変えたとしても虫は寄ってくるため注意が必要。
LED電球は明るい白色をしているように見えますが、そもそも白色のLEDというものはなく、青色のLEDに他の色の蛍光体を組み合わせて白色を作り出しています。LEDと言っても種類があり、
- 青色を発するLEDに黄色を発する蛍光体を組み合わせることによって、擬似的に白い光を出しているもの
- 赤、青、緑の3色のLEDを組み合わせることによって、色の三原則を用いて白色を発しているもの
- 近紫外LEDを使用し、赤、青、緑の蛍光体を光らせることによって白色を発しているもの
の3種類があります。1と2は紫外線を含まない（微量には存在する）LEDを使用した光らせ方で白色を再現しているため、虫が集まりにくく作られています。LEDの場合、紫外線量は蛍光灯の200分の1程度しか放出されないため、虫を引き寄せにくいのです。
しかし、3のLEDはそもそも近紫外LED（紫外線を含むLED）をベースに作られているため、虫がたくさん集まってくるLEDです。これは殺菌灯や殺虫等など特殊な場所で使用される物であり、逆に虫を惹きつけやすいように作られています。駆除業者としても生息している虫の調査をする時に、虫の誘引灯として近紫外LEDを使用したランプに粘着捕獲トラップを設置したりしています。
LED電球を使用する時には、紫外線がどの程度放射されているかをパッケージや商品説明で確認しておくと虫対策に役立てられるでしょう。
LEDに変えても効果がない虫もいる
電球をLEDに変えれば全ての虫を防げるのかというと、そうも言い切れません。
一般的に住宅に発生するカメムシ、ハエ、蛾、セミ、スズメバチ、コガネムシなどは紫外線の感受性があり、正の走行性を持つ昆虫です。そのため、こう言った虫は電球をLEDに変えることによって対策できるでしょう。
しかし、ゴキブリや蚊などの虫は紫外線に対しての感受性がないため、電球をLEDに変えたからといって対策は出来ません。ゴキブリや蚊が住宅に侵入してくることと、電球が紫外線を発していることは無関係なのです。（100%ではないですが、LEDに変えても対策は出来ません）
もしゴキブリや蚊に悩まされている場合は別の対策が必要でしょう。ゴキブリの場合はそもそもゴキブリの食料が家の中に放置されていることが一番の原因となりますし、蚊は水場に集まってくるため溜め水が発生しないような対策が必要です。しっかりと虫の種類に合わせた対策が重要。
夜間の虫侵入対策
虫が家に寄ってきて侵入してしまうことを防ぐためには、LED電球への変更だけではなく様々な対策が必要となります。そもそも虫が入り込む隙間がなければ、どれだけ虫が寄ってきたとしても家の中まで侵入されることはありません。かといって、虫は数ミリ程度の狭い隙間からも侵入してくるため全ての箇所を密閉することは不可能であり、ポイントを押さえた対策が必要です。
特に夜間は虫が家に寄ってくる可能性が高く、もし虫が侵入してきていたとしても暗がりで見えないかもしれません。玄関を開けた瞬間に家の中に入ってくる虫も多く、対策に困っている方は多いでしょう。
ここでは、自宅で簡単にできる虫の侵入対策についてご紹介します。
LED照明に変える
このページでご紹介しているように、虫は照明が発している紫外線に近寄ってきます。多くの昆虫は紫外線に対して正の走行性を持つため、屋外を移動していても光が見えると近寄ってきてしまうのです。
そこで、家で使用する電球は紫外線を発しにくいLED照明に変えてしまうのが確実です。リビング、寝室、廊下など家の中の照明はもちろんですが、玄関灯やカーポートの照明など屋外で使用している照明も必ずLEDに変更しましょう。玄関ポーチの照明が蛍光灯や白熱灯を使用していると、夜間は玄関周りに虫が群がってきて、玄関を開けたちょっとしたタイミングで屋内に侵入してしまいます。
「虫は紫外線を見つけると近寄ってくる」と覚え、光を発するものは全てLEDに変更するのが自宅の虫対策としては有効です。
窓に紫外線カットシートを貼る
もし何らかの理由で室内灯をLEDに変えることができない場合、窓そのものに紫外線カットシートを貼るのも一つの方法です。私が担当した駆除案件でも、製造工場の検品室で使用しているライトが白熱灯である必要があり、LEDに変えれない現場がありました。そこで、窓全てにUVカット（紫外線カット）の防虫フィルムを貼り付ける対応をしたのですが、しっかりと防虫効果を発揮した案件があります。
紫外線カットの防虫フィルムは楽天やAmazon、Yahoo!等でも市販されており簡単に購入できます。何らかの理由でLED電球に変更できないような部屋があれば、一般住宅でも紫外線カットフィルムを貼っておくのが良いでしょう。最近のものは視認性も悪くなく、フィルムを貼ったとしても普段は通常の窓と変わらない見た目です。
窓サッシの隙間を塞ぐ
虫の体は非常に小さく、数ミリの隙間からでも侵入してきます。比較的大きな体をしているように思えるカメムシも、2mm程度の隙間があれば侵入してくるのです。
一般住宅は機密性が高く作られていますが、窓サッシや玄関など開く扉には数ミリ程度の隙間が存在します。最近では完全密閉できるようなパッキンが付いているタイプの窓も存在しますが、多くの家ではサッシと窓の間にはちょっとした隙間があるのです。
また、網戸を使用しているご家庭の場合、網戸と窓枠の間に隙間が空いているケースもあります。網戸には隙間を埋めるための隙間ブラシがサッシに付いていることが多いのですが、窓を中途半端に開けた状態で網戸を使用していると、隙間ブラシと窓の間に隙間が空いてしまい、そこから虫が侵入してきます。網戸を使用する時には窓を全開にし、隙間ブラシが窓枠にピッタリとくっ付いているか確認しましょう。
そもそも窓サッシに隙間が空いている場合には、市販されている隙間テープを貼っておきましょう。隙間が広いときには厚みがあるスポンジタイプのものを、隙間が狭いときには厚みがないブラシタイプのものを使用するのがおすすめです。
網戸に防虫カバーを付ける
網戸は虫の侵入を防ぎながら風通しを良くするために必要なものですが、穴が空いていることに変わりはなく、網戸の穴を通り抜けてくる虫も存在します。ノミ、ダニなど極小の虫だけではなく、小型のコバエが通り抜けてくるケースがあるのです。
さらに、一般的な網戸はポリプロピレンやポリエステルで作られているため、どうしても劣化します。古くなり劣化して穴が空いてしまったり、網戸がサッシから外れてしまっているようなものもたくさんあります。もしそんな隙間が空いていると、そこから虫が侵入してくるため網戸としての機能を果たしません。
そのような場合、網戸専用の防虫カバーを装着するのがおすすめ。網戸の目隠しシートとして市販されているシートがあるのですが、これは網戸の上からもう一枚編み目のシートを貼り付けるような仕組みとなっています。網目が二重になるため、より細かな目ができ虫の侵入を阻止してくれます。
こちらで紹介している網戸目隠しシートはUVカット効果もあるバージョンなので、室内の日焼け防止にも役立つ商品です。
換気扇など換気口に防虫カバーを付ける
室内換気扇や換気口がついているお家の場合、その換気扇から虫が侵入してきている可能性もあります。換気扇が稼働している時には室内の空気を外に逃していますが、換気扇がオフになっているとただ屋内と屋外を繋げるダクトになるため、そこを通って虫が入り込んでしまうのです。メッシュが付いているものもありますが、防虫用の網目になっているものは少なく、虫が入り込む大きさのメッシュがほとんど。
換気扇からは小さな虫だけではなく、ゴキブリやネズミ、ハチが侵入してくる可能性もあります。メッシュが貼られていないような古い換気扇の場合、稼働していないタイミングでは外と筒抜けになっており、大きな隙間が空いているため害虫が侵入してきます。
もし換気扇に防虫対策が施されていない場合、防虫ネットを貼り付けましょう。網戸に使用されるような防虫ネットであれば小さな虫の侵入も防げます。
こちらで紹介している商品は網戸キットなのですが、取り外して洗うことができるタイプ。換気扇は空気がよく通る場所で汚れやすいもの。取り外して洗えるタイプを選ぶと、後々のメンテナンスも簡単でしょう。
遮光性カーテンに変える
夜間、室内からの光が漏れ出すことによって窓に虫が寄ってくる場合もあります。LED照明に変えることによって虫が集まってくることは抑えられるのですが、夜間に室内で光を発するのは照明だけではありません。照明以外にも紫外線を発する可能性のあるものはたくさんあります。
そんな時は遮光性のカーテンを設置すると良いでしょう。一般的なカーテンは光を通すものが多いのですが、カーテン売り場を見れば「1級遮光」と記載されたカーテンが販売されていますが、この1級遮光は光の透光率を99.99%カットしたもの。カーテンを閉めると部屋が真っ暗になるようなタイプのカーテンです。
遮光カーテンに変えることによって、夜間にお家を外から見ても光が漏れてくることは少ないでしょう。カーテン同士、カーテンと壁との隙間が空いてしまう場合には専用の長いカーテンレールを設置すると光の漏れも遮ることができます。
部屋の電気をLED照明に変えて、なおかつ遮光カーテンを取り付ければ、夜間に虫が光に寄ってくる原因はほぼカットできると言っても過言ではないでしょう。
LED照明に変えると防虫以外にもメリットが
これだけLED照明が当たり前に販売されている理由の一つとして虫対策が挙げられますが、何も防虫の観点だけでLED照明が売れているわけではありません。もちろん防虫に対して有効なのは間違いないものの、LED照明に変更するとそれ以外にも多くのメリットがあります。
省電力化（電気代の節約）
最近は電気代が高騰しており、省エネの観点から家の電球を全てLEDに変更する方も多いでしょう。新築のお家だと最初から全てLED電球で統一されているかもしれません。
通常の蛍光灯を1年中つけっぱなしにすると、約1,000円ほどの電気代がかかります。しかし、LEDの場合は1年中つけっぱなしにしても電気代は660円ほど。電球1つだけで考えると400円の差ですが、家の中に電球が10箇所あれば4,000円、20箇所あれば8,000円ほどの電気代を節約できます。LEDに変えるだけで約40%ほど電気代をカットできるのです。
※地域や電力会社によって電気代は異なります。
さらに、LED電球は通常の蛍光灯や白熱電球と比べても寿命が長く、買い替えにかかる費用も節約できます。LED電球は8年〜10年ほどの寿命があり、これは蛍光灯の4〜5倍ほどの寿命です。
家具、インテリアの日焼け・色褪せ防止
家に飾っている絵が色褪せていたり、畳の色が変わってきたりする場合があるでしょう。これは紫外線によってそのものが日焼けしていることが原因です。もちろん、屋外から差し込む太陽の光によって日焼けするのですが、室内蛍光灯の光も紫外線を発しており、日焼けの原因となります。
LED電球は紫外線を（ほとんど）発しないため、室内の日焼け防止にも役立ちます。壁に絵画を飾っていたり、大事な芸術品・骨董品を保管しているようなお家ではLED電球がおすすめ。子供の絵を飾っている場合でも、日焼け防止にLEDを使用するのは多いのアリですね。
絵画や掛け軸など骨董品だけでなく、畳や扉なども紫外線が当たることによって徐々に日焼けしています。和室に長年放置されていたタンスを移動したら、タンスの場所だけ全く色が違うような場合があるでしょう。LED電球を使用していれば室内の日焼けも防ぐことができます
おすすめのLED電球
最後に、設置場所に合わせて選べるおすすめのLED照明をご紹介。電球だけではなく、シーリングライト、人感センサー付きライト、屋外用ランタンなど様々なものがLEDに置き換えられます。
リギングや寝室におすすめシーリングライト 調光 LED 照明
リビングや寝室など部屋のメイン照明となるシーリングライトは、優先的にLED照明に変更した方が良いでしょう。部屋の中でも大きな光量を持っているパーツなので、夜間は虫を住宅に引き寄せる大きな要因となります。
アイリスオーヤマのシーリングライトは楽天市場での評価も高く、安心して使用できるLEDシーリングライト。
- スタンダードモデル
- 省エネモデル
- ウッドフレームモデル
の3種類が展開されており、それぞれ調光機能が付いているため部屋のメイン照明として使用できるでしょう。さらに省エネモデルは消費電力を抑えた作りになっており、通常電球と比べて電気代を60%ほどカット！家のシーリングライトを全てこのLED照明に変更するだけで、非常に大きな電気代の節約につながります。
省エネモデルでも3,300lmの光量があるため、LEDに変更することによる部屋の明るさ不足を心配されている方も問題ないでしょう。通常の26口金100Wは1,500lmほどであるため、その2倍ほどの光量があります。部屋自体を明るく照らしながら、紫外線がほとんど発せられないため虫対策にも有効です。
通常蛍光灯のLED版LED蛍光灯 40W形 120CM 直管蛍光灯
通常の細長い蛍光灯をLEDに変更することも可能です。最近の新しい住宅では蛍光灯タイプが設置されていることは少ないかもしれませんが、ちょっと古い住宅だといまだに蛍光灯タイプが使用されているケースもあります。特にキッチンや廊下に蛍光灯が設置されているご家庭は多いのではないでしょうか。
こちらのLED蛍光灯はLEDに変更することで電気代が55%ほど節約でき、なおかつ高輝度LEDを使用しているため今までよりも部屋を明るく照らしてくれます。
今までLED蛍光灯に変更すると光の照射角度が狭くなり、照らし出す範囲が狭くなってしまうことが問題でした。しかしこちらの製品はLEDの構造が変更されており、照射角度が今までの製品よりも広くなっています。ワット数と色温度も切り替えができるため、部屋に最適な光を調整できます。
電球の代替品LED電球 電球 60W形相当
一般住宅でよく使用されているE26口金の電球もLEDに変更できます。室内スポットで使用されているライトや階段のライトなど、細かな部分でも通常電球では紫外線が発せられているため、LEDに交換することによって防虫効果があります。
こちらのLED電球は高輝度LEDが使用されているため、部屋を明るく照らしてくれます。3種類の電球色が展開されており、LEDの真っ白な光が苦手な方は黄色い暖色バージョンを選ぶと良いでしょう。
さらに60Wの通常白熱電球と比較すると電気代も1/6ほどに抑えることが可能。電球自体の寿命も40,000時間と、通常の白熱電球（10,000時間）に比べて4倍ほど。
自宅の電球一つ一つをLEDに変更しておけば紫外線の発生を防げるだけではなく、年間の電気代も大きく抑えることができるでしょう。
便利な人感センサー超薄型センサーライト LED 人感センサーライト
階段や廊下など、普段は人がいない場所の電気は人感センサーに変更しておくと便利。明るい日中は電気をつけなくても良いですし、夜に人が通る時だけ自動で電気がつくようにしておけば、電気代の節約にも繋がります。
こちらの人感センサーライトは薄型でどこでも簡単に設置できるタイプ。さらに充電式になっているため、面倒な電池交換も必要ありません。1日5回、1回30秒程度の使用で100日持つ大容量バッテリーを備えているため、一度満充電しておけばしばらく充電の心配はないでしょう。
マグネットで設置できるタイプであるため、付属のマグネットを粘着シールで付けておくことによって、床だけではなく壁や天井にも設置可能。階段ステップの隙間や廊下の壁、クローゼットの中などに設置することで電気代を節約しながら快適に使用できます。
3色の光色変更機能が付いているだけでなく、輝度5%〜100%まで光量を無段階調整できるため、設置場所に合わせて最適な光を出せます。
屋外アウトドアでも便利【停電・防災対策】LED ランタン 63灯
アウトドアや非常防災で使用できるランタンもLEDのものが販売されています。特に屋外で通常電球を使用すると虫が寄ってくるため、アウトドアシーンでもLEDを使用すると安心。
こちらのランタンはアウトドアの雰囲気を崩さないため2パターンの輝度調整ができ、約150lmのぼんやりと光るように調整も可能。
- 直接的な光が発せられるクリアレンズ
- 光を柔らかく広げてくれるスモークレンズ
- はっきり明るい白昼色LED
- 柔らく温かみのある電球色LED
の4つの組み合わせから好みのものを選べます。さらに充電方法も豊富で
- USB充電
- 手回し充電
- ソーラー充電
- 乾電池
- 車の車載充電
と5つの方法で充電が可能。アウトドアでのレジャー使用だけではなく、災害時の緊急電気としての使用が想定された作りになっているのです。ランタンは充電式であるため、ランタンそのものが充電バッテリーとなりスマホを充電することもできます。
LEDが使用されている超機能的なランタン。一家に一台持っておくとレジャー利用だけではなく、災害時の防災グッズとしても有効です。
