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1匹見つけたら100匹は生息している。
と言われるゴキブリ。それは100匹ほどの家族で生活しているという意味ではなく、繁殖力が関係しています。ゴキブリは1つの卵から20匹〜30匹程度の赤ちゃんが孵るため、もしその1匹のゴキブリが卵を5つ産んでいると100匹以上の赤ちゃんが産まれてしまうのです。
ゴキブリの卵を初めて見た方はそれがゴキブリの卵と気付かないこともあります。黒く硬い殻に覆われており、ぱっと見の見た目は小豆のよう。何も気付かずささっとティッシュで包んでゴミ箱に捨てているかもしれませんが、その捨て方は要注意!もしゴキブリの卵が室内で孵ってしまうと、大量発生する原因になります。
ゴキブリの卵を見つけたら、しっかりと潰してから捨てましょう。潰すことで中身が空気に触れて乾燥し、中に入っているゴキブリの赤ちゃんが死滅します。さらに、そのままゴミ箱に捨てたりせず、トイレに流してしまうのが良いでしょう。
この記事では、ゴキブリの卵の特徴と産みやすい場所、大量発生を防ぐための駆除方法についてご紹介します。ゴキブリの卵はどこにでも存在する可能性があります。気付かずに家の中でゴキブリを大量発生させないよう、卵を見つけたらちゃんと駆除しておきましょう。
ゴキブリの卵を見つけたら
- 素手では触れずに、ゴム手袋を着用
- 必ず潰してから捨てる
- ビニール袋に入れる場合は口をしっかり縛る
- 卵を見つけた周囲にに他の卵がないか確認
- 周辺一帯を除菌・消毒する
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ゴキブリの卵の特徴
ゴキブリの卵は見た目は小豆のような、コーヒー豆のような形をしており、ゴキブリの卵とフンを間違えてしまう方も多くいます。ゴキブリのフンは一つだけではなく複数落ちていることが多く、小豆のような形ではなくコロコロと丸い形をしています。大量に黒い粒々が落ちていたとしたら、それはゴキブリのフンかもしれません。
ゴキブリのフンと卵の違い
フン | 卵 | |
---|---|---|
大きさ | 1mm〜3mm程度の小さいものが多い。 (ゴキブリの種類による) | 5mm〜12mm程度の大きさが多い。 (ゴキブリの種類による) |
色 | 黒色、褐色 | 黒色、濃い茶色、チャバネゴキブリは薄茶色 |
形 | 粒々として丸い形 | 小豆に似た俵型 |
匂い | 無臭 | 無臭 |
ゴキブリの卵は卵鞘と呼ばれる黒い殻に包まれています。簡単に割れてしまわないよう、衝撃に耐えられる作りになっているのです。そのため、卵を見つけたからといって殺虫剤をかけても意味はありません。硬い卵鞘が守っているため、中にいるゴキブリまで殺虫剤の成分は届かないのです。
卵は目に見える場所に落ちていることは珍しく、その多くは家電製品や家具の裏、暖かく湿った場所に産み落とされています。集中して複数個が産み落とされていることもありますが、一つだけポツンと落ちていることもあるため、ぱっと見では気付かない人も多いでしょう。掃除の時に小豆のようなものが出てきたら、それはゴキブリの卵かもしれません。
ゴキブリの種類ごとの卵の特徴
ゴキブリと一言に言っても日本には様々な種類のゴキブリが生息しています。種類によって卵の形状も多少違いますし、卵を産む時期も異なるのです。体が大きくなれば卵のサイズも大きくなり、逆に体が小さいゴキブリは卵も小さく卵鞘も比較的柔らかくなる傾向にあります。
国内には4,000種以上のゴキブリが生息していると言われていますが、一般住宅や商業ビルでゴキブリ被害の原因となるのは下記の4種類が大多数。特に一般家庭で見かけるゴキブリは、ほとんどがクロゴキブリ。商業ビルなどではチャバネゴキブリが発生することも多々あり、チャバネゴキブリは繁殖能力が強いため大量発生につながります。
クロゴキブリの卵の特徴
寿命 | 約3年 |
産卵時期 | 5月〜10月 |
卵鞘の色 | 黒色か濃い茶色 |
卵鞘の大きさ | 約12mm〜14mm |
卵鞘の形 | 俵型 |
1つの卵鞘から生まれる幼虫 | 約20匹程度 |
クロゴキブリは5月〜10月の夏から秋にかけて暖かい時期に産卵します。クロゴキブリの寿命は3年ほどであり、その間にメスは約17回産卵を繰り返すのです。
クロゴキブリは体も大きいため丈夫な卵鞘を産卵します。卵鞘の色は黒か濃い茶色をしており、大きさは12mmほど。俵型の形をしているため、パッとみただけでは小豆に似ている見た目です。
1個の卵鞘の中には15個〜30個ほどの卵が入っており、25日〜55日ほどの期間を経て孵化します。基本的に寒い間は行動しないため、春になると1つの卵鞘から約20匹ほどの赤ちゃんゴキブリが這い出てくるのです。そのゴキブリの中にメスがいると、またすぐに産卵して次の子孫を増やしていくため、どんどん増えてしまいます。
チャバネゴキブリの卵の特徴
寿命 | 約6ヶ月〜8ヶ月 |
産卵時期 | 1年中 |
卵鞘の色 | 薄茶色 |
卵鞘の大きさ | 約5mm |
卵鞘の形 | 俵型で柔らかい |
1つの卵鞘から生まれる幼虫 | 約30匹〜40匹 |
チャバネゴキブリは時期を問わずに1年を通して産卵を繰り返すゴキブリです。寿命は6ヶ月〜8ヶ月ほどであり、その間にメスは3回〜10回程度の産卵を繰り返します。産卵回数が少なく感じますが、そもそも寿命が短いので、短い期間に相当の回数産卵を繰り返すのです。
チャバネゴキブリは体も小さく、そこから生まれる卵鞘も比較的小さめ。5mm前後の大きさで、薄茶色をしています。形はクロゴキブリと同じく俵型なのですが、クロゴキブリに比べると殻が柔らかいのも特徴。
1個の卵鞘の中には20個〜50個ほどの卵が入っており、産卵されたと同時に孵化し始めます。つまり、卵の状態では親の体の中に入っており、赤ちゃんゴキブリは産卵とすぐに行動を開始し、すぐに次の世代を作り始めます。この産卵から次の世代の産卵までのスピードの速さが、チャバネゴキブリの大発生の要因となっているのです。
ヤマトゴキブリの卵の特徴
寿命 | 約2年半 |
産卵時期 | 7月〜10月 |
卵鞘の色 | 黒色か濃い茶色 |
卵鞘の大きさ | 約7mm〜10mm |
卵鞘の形 | 俵型 |
1つの卵鞘から生まれる幼虫 | 約12匹程度 |
ヤマトゴキブリはその名の通り日本に生息するゴキブリの一種で、7月〜10月の暖かい時期に産卵するゴキブリです。ヤマトゴキブリの寿命は約2年半と長いのですが、成虫でいる期間は最後の3ヶ月〜6ヶ月程度。その間にメス1匹につき7回〜19回程度の産卵を行います。4日〜6日おきに産卵を繰り返すため、産卵回数が多いのが特徴。
ヤマトゴキブリの卵鞘もクロゴキブリと同様に長方形の俵形をしており、直径7mm〜10mm程度の大きさで黒色か濃い茶色。クロゴキブリの卵鞘と非常に似ているのですが、少しだけ小さいものです。
1個の卵鞘の中には12個〜16個の卵が入っており、27日(約1ヶ月)ほどの期間で孵化します。平均して1個の卵鞘から12匹程度の赤ちゃんゴキブリが誕生し、産卵を終えたメスゴキブリは4日〜6日後には次の産卵に入ります。産卵までの間隔が短いため、ヤマトゴキブリの生息を放置していると2、3ヶ月でとんでもない量に大繁殖してしまうのです。
ワモンゴキブリの卵の特徴
寿命 | 2年半〜3年 |
産卵時期 | 6月〜8月 |
卵鞘の色 | 黒色か濃い茶色 |
卵鞘の大きさ | 約8mm |
卵鞘の形 | 俵型 |
1つの卵鞘から生まれる幼虫 | 約16匹程度 |
ワモンゴキブリは真夏の6月〜8月に産卵を行います。寿命は2年半〜3年ほどなのですが、幼虫期間が短く半年ほど。つまり、2年ほどの長期間を成虫として過ごすため産卵の回数も多く、50回〜80回ほどの産卵を行います。
ワモンゴキブリの卵鞘もクロゴキブリ、ヤマトゴキブリの卵鞘と似ており、長方形の俵形。大きさは8mm程度で黒色か濃い茶色をしています。
1個の卵鞘の中には10個〜14個ほどの卵が入っており、40日ほどの期間を経て孵化します。平均すると1個の卵鞘から16匹程度の赤ちゃんゴキブリが誕生します。卵の状態で長い時間を経て生まれる割には生まれる赤ちゃんゴキブリの数が少なく感じますが、ワモンゴキブリの成虫期間は2年。その間に50回〜80回も産卵を繰り返すため、生涯の間に1,000匹ほどのゴキブリを産むのです。
ゴキブリが卵を産みやすい場所
ゴキブリはどこでも卵を産むのですが、やはり巣になるような場所を好んで産卵します。天敵から身を守るためというよりは、生息しやすい場所(餌場)を求めて巣作りを行います。ゴキブリが好む環境は、以下のような条件が当てはまる場所。
- 温度が高い
- 湿度が高い
- 日が当たらず暗い
- 食料(栄養源)が近い
基本的に暖かくても日が当たらずに湿気ており、ゴミが落ちているような汚い場所を好みます。なかなか掃除ができない隙間や、ゴミが溜まってしまいがちな場所を好んで生息し、その場所に卵を産み落としていくのです。
屋外
ゴキブリは屋内だけでなく屋外でも卵を産みます。ゴキブリは何かしらの理由があって屋内に侵入してくる生き物であり、屋外で生まれても近くに建物があれば侵入してきてしまうのです。そのため、屋外だからといって安心せず、家の周りはちゃんと掃除して清潔にしておく必要があります。
樹木の根本
庭に植えられている植物の根元は要注意。土が多くて日に当たらない場所も存在するため、その場所に卵を産みつけるゴキブリもいます。大きな木だけではなく、塀の脇に生えているような草の陰に生息するものもいるのです。雨が降ると植物の根の付近に水が溜まり、その場所を好んで生息します。年中通して湿気ており、食べ物が近くにあるため大きな巣を形成する可能性もあるのです。
定期的に手入れをしていないような木だとゴキブリの生息に気づくこともなく、気付いた時には数百匹のゴキブリが住み着いているようなことも。そのゴキブリ達が食べ物を求めて移動し、屋内に侵入してくる可能性もあります。
土に落ちている卵を見つけて駆除するのは難しいかもしれませんが、出来るだけ日が当たらない場所の樹木は定期的に手入れをしましょう。付近を人間が触っていたり、殺虫剤が設置されているだけでも十分に予防効果があります。
植木鉢
自宅の庭で植木鉢やプランターを使用して植物を育てている方もおられるでしょう。植木鉢、プランターなどは水やりをする時には便利なものですが、どうしても下部分に湿気が溜まります。その湿気た場所を隠れ家として、ゴキブリは卵を産むことがあるのです。わざわざ植木鉢の下から内部に入って卵を産みつけることは少なく、ほとんどのケースでは植木鉢の水受け(皿)の部分に卵を産みます。
植木鉢やプランターで植物を育てている方は、定期的に場所を移動したり、下部分を掃除するようにしましょう。
エアコン室外機の裏
エアコンの室外機は電気が通って稼働するため、使用時には熱を発しています。屋外に置いてあるため湿気も溜まりやすく、ゴキブリにとっては格好の住処になるのです。特に室外機の裏側は日も当たらず入り組んでいるため、隙間にゴキブリが生息していることも多々あります。
エアコン室外機の裏で大量発生したゴキブリは、そのままエアコン配管を通じて室内へ侵入する可能性があります。エアコン本体の中に入るのではなく、室外機から壁の中を通っている配管を通じて侵入し、壁の中や天井裏に生息するのです。
ゴキブリの卵を繁殖させないため、定期的に外壁周りも清掃を行いましょう。
側溝の中
ゴキブリは道の側溝の中にも卵を産みます。側溝には蓋が付いているため暗く、水分も十分にあり、地熱が溜まるため暖かい環境を作り出しています。家庭排水が流れてきますし、時にはゴミを捨てるような人もいるため、ゴキブリが生きていくための栄養源は側溝の中でも十分に補えるのです。
側溝の蓋のふちや、コケが生えている場所に卵を産み落としているケースは今までも何度か確認した経験があります。なかなか自分で掃除する場所ではないかもしれませんが、家の周りを囲っている側溝だけでも年に1回くらいは掃除した方が良いでしょう。あとは側溝にゴミを捨てないように、ゴミを見つけたら撤去するよう心がけましょう。
屋内
屋内にゴキブリの卵を産みつけられてしまうと最悪です。放置していると数日〜1ヶ月ほどでゴキブリの赤ちゃんが誕生し、幼虫が繁殖します。さらに気づくのが遅れると生まれたゴキブリがさらに産卵し、大繁殖してしまうことも。
屋外の場合とは違い、整理整頓、掃除を徹底することでゴキブリの発生は防げるものです。ゴキブリの産卵場所はより重点的に清掃しておきましょう。
冷蔵庫、エアコン等の家電製品の裏
家電製品は常に熱を持っており、その熱が溜まることで湿気を発生させます。家電製品の後ろ側はコンプレッサーなどが存在するため入り組んだ構造になっており、ゴキブリにとっては非常に安全で住み着きやすい場所。そういった場所に卵を産み付けられている可能性があります。
特に冷蔵庫の裏にゴキブリの卵を発見することが多く、中には食品もあるため大発生に繋がります。冷蔵庫はなかなか移動して掃除することも少ないため、ゴキブリとしても安心して産卵できる環境。飲食店の冷蔵庫は私たち害虫駆除業者が真っ先に確認する場所であり、大抵はそこに巣が作られています。
年1回の大掃除でも移動したことがないであろう冷蔵庫。この機会に動かして下回りや後ろを掃除しておきましょう。溜まっているホコリもゴキブリの餌となるため要注意です。
ブレーカーの中
ブレーカーは家中の電線が集まっている場所です。電気が通っている線は暖かくなっており、その線が集まっているブレーカーの箱の中は常に一定の温度に保たれています。暖かく入り組んでおり、そこから壁の中を通じて各所へ移動できるため、ゴキブリにとっては格好の住処。
停電の時にブレーカーを上げるタイミングくらいでしかフタを開けることがないため、ゴキブリの卵に気づいていない可能性もあります。しかし、ブレーカーの扉の隙間や壁に通じている穴の中にはゴキブリが卵を産んでいる可能性も高いため、掃除をする時にはブレーカーの中も軽く掃除しておきましょう。
台所シンクの下、トイレ、洗面所などの水回り
シンクの下や洗面所などの水回りは要注意。囲われているため温度も一定に保たれ、湿度も高くなりがち。さらには水場も非常に近く、栄養となる食べ物も近くにあるようなゴキブリにとっては最高の環境です。
特にシンク下収納に物をごちゃごちゃに入れているような家庭は注意が必要。その物陰に隠れてゴキブリが卵を産んでいる可能性があります。収納として使用するため棚の床面に保護シートを貼っているようなご家庭もありますが、あのシートも気を付けてください。シートの下に隠れてゴキブリが卵を産み付けている場合もあるのです。
キッチンや洗面所のシンク下に湿気取りを置いているご家庭もありますが、あれも気を付けてください。湿気を除去しておくのは重要なのですが、あの湿気取り容器そのものにゴキブリが住み着く可能性もあります。使用期限を確認しておき、定期的に入れ替えましょう。
ゴキブリは年に数回産卵するため、シンク下は年末大掃除のタイミングだけでなく、定期的に清掃するのがおすすめです。
要注意!段ボールや雑誌の隙間
放置された段ボールはゴキブリの格好の住処になるため要注意!段ボールは2枚の紙が貼り合わされたような形状になっており、段ボールの表面にゴキブリが住み着くのではなく、その隙間の中に侵入して卵を産み付けます。そのため、もし卵が生まれていても気付けない場合が多いのです。
段ボールは紙で出来ている性質上、その隙間は非常に暖かく、湿気を含みやすいもの。ゴキブリにとって住処となるだけでなく、段ボールそのものが食料にもなってしまうのです。そのため、段ボールの中で産卵された卵が孵化し、生まれてきた赤ちゃんゴキブリも段ボールの中でぬくぬくと成長してさらに子供を増やす…という負の連鎖が始まります。
家電製品等と違い、段ボールは物の梱包物としてよく使用されます。そのため、家の中でゴキブリが発生していなかったとしても、段ボールの隙間にゴキブリが卵を産み付けた状態で家の中に入ってきてしまっている可能性もあるのです。段ボールに入ったまま配送業者の倉庫から引越してくるようなイメージですね。
段ボールの隙間をくまなく調べて駆除することは難しいため、段ボールはなるべく早く処分しましょう。もし保管しておく必要があるのであれば、日当たりが良く、風通しの良い乾いた場所に保管しましょう。間違っても洗濯機の隙間や家具の隙間、玄関などには放置しないように。
観葉植物の土の中
部屋の中で観葉植物を育てている家庭もあるでしょう。観葉植物は日の当たる場所に置いているから安心と思っているかもしれませんが、その気の根本(土の部分)は葉や茎に隠れており、影があります。水やりをするとそういった影の部分は乾きにくく、ゴキブリの住処になる可能性があるのです。
ゴキブリは植物自体に卵を産みつけるのではなく、植物の根が張られている土の中に卵を産みます。土に隠れて卵を産みつけるため、もし卵があったとしても発見は困難。観葉植物は頻繁に土を入れ替える物でもないため、放置されるとそこを中心にどんどんゴキブリが繁殖します。
観葉植物を育てているなら、定期的に置く場所を変えてみたり、土の表面に異変がないか確かめるようにしましょう。もし室内でゴキブリが発生している場合には、観葉植物が巣になっていないか確認が必要です。
天井裏、壁の中、床下の断熱材の中
一番大繁殖しやすいのが天井裏や床下。どちらも人目に触れることもない場所ですが、年間通して一定の温度に保たれており、湿度もある程度あります。さらに食料(人間の食べ残しやゴミなど)を簡単に食べに降りて来れるため、天井裏や床下、壁の中の断熱材にはゴキブリが巣を作る可能性が高いのです。
家の中にゴキブリが発生した場合には天井裏や壁の中を疑うのですが、この辺りは素人ではどうしようもないもの。そんな時にはちゃんと害虫駆除業者に連絡して確認してもらいましょう。害虫駆除業者はゴキブリを殺虫駆除するだけでなく、卵が産み付けられて巣になっている場所も確認します。
もし天井裏や壁の中にゴキブリの卵が発見された場合、巣の撤去と同時に家全体を薬剤駆除する必要があります。
ゴキブリの卵を放置しておくと起きるリスク
ゴキブリの卵を放置しておくと、そこから赤ちゃんゴキブリが生まれて大量発生につながることはもちろんなのですが、卵そのものが人間に対しての健康被害を与えることもあります。ゴキブリの体から出てきた物なので病原菌による健康被害もありますし、アレルギーが発生する要因になることも。
ゴキブリの卵には見た目以上のリスクがあるため、もし見つけた時には適切に処分しましょう。
ゴキブリが大量発生
ゴキブリの種類によりますが、もし一つの卵を放置すると数日〜1ヶ月ほどで10匹〜20匹程度の赤ちゃんゴキブリが生まれます。そのゴキブリがまた産卵して…、を繰り返すと数ヶ月だけで数百匹のゴキブリに増えてしまうのです。
「ゴキブリは1匹見つけたら100匹いると思え。」という言葉もあながち間違いではなく、1匹のゴキブリ(の卵)を放置してしまったがために数百匹に増えてしまう可能性は大いに考えられます。特に見つけにくい場所に卵を産卵された場合、気づかないうちにどんどん増殖してしまい手がつけられない状態になることも…。
1つだけだからと安易に考えず、もしゴキブリの卵を見つけた時には他にもないか徹底的に探して掃除をしましょう。
病原菌に感染する
ゴキブリは食料を調達するために生ごみの中やゴミ箱の中、下水道の中を移動しています。そのため、ゴキブリの体は数多くの病原菌が付着している可能性があるのです。
そのゴキブリが生んだ卵なので、その卵自体にも病原菌が付着している可能性があります。サルモネラ菌、チフス菌、大腸菌などの病原菌が付着しており、卵を直接触ると細菌に感染してしまうのです。サルモネラ菌やチフス菌、大腸菌に感染すると食中毒を引き起こし、腹痛や下痢、高熱が発生し、最悪の場合は命にも関わるため注意が必要。
ゴキブリの卵と分からずに手で触ってしまい、その手で口や目を触ることによって感染する可能性もあります。そんな病原菌の塊であるゴキブリの卵が家の中にあると想像すると、安心して生活できませんね。
もしゴキブリの卵を見つけた時には決して手で触れず、ゴム手袋やビニール袋を使って駆除しましょう。
部屋の汚染
直接手で触れてしまったことにより病原菌に感染することはもちろんですが、もし部屋の中にゴキブリの卵が落ちていて足で踏んでしまうと、その足についた卵のクズが別の場所へ移動して感染源を広げてしまいます。床が汚れる、服が汚れる程度の被害であれば良いのですが、病原菌が拡散されていると思うと、全て消毒しなければいけません。
もしゴキブリの卵を見つけた場合には、その卵を駆除して掃除することはもちろん、周囲も全て掃除して他に卵が落ちていないか、汚れが広がっていないか確認しましょう。
ゴキブリの卵の駆除方法
ゴキブリの卵を駆除する時にそのままティッシュで包んでゴミ箱に捨てる方がいますが、これは絶対にやめましょう。ゴキブリの卵は卵鞘と呼ばれる硬い殻に覆われているため、ちょっとくらいの衝撃は耐えてしまいます。それでは卵を駆除したことにならず、ゴキブリにとって安心して孵化できるゴミ箱の中に引っ越しただけです。
ゴキブリの卵を見つけた場合には
- 潰してから捨てる
- 60℃以上の熱湯をかける
の2つの方法が有効です。
潰してから捨てる
ゴキブリの卵は卵鞘という固い殻に覆われているため、そのまま捨てると引越しをしただけです。ゴキブリの種類によりますが、卵鞘の中には10〜20個程度の卵が入っており、その卵は空気に触れて乾燥することで死滅します。
ただし、潰す時には必ずゴム手袋やビニール袋を使用し、手が触れないように気をつけましょう。手に触れてしまうと病原菌に感染する可能性もあり、大変危険です。
手順1 ゴム手袋を装着してビニール袋に卵鞘を入れる
ゴキブリの卵を見つけたら、まず最初に手を消毒してからゴム手袋を装着しましょう。ゴキブリの卵があるということは、その付近をゴキブリが移動した可能性もあるため、病原菌に感染しないために消毒が必要。
ゴム手袋をしたらビニール袋と卵を摘めるもの(使い捨ての箸など)を用意。そーっと卵鞘を摘んでビニール袋の中に入れてしまいます。
手順2 卵鞘を潰す
ビニール袋の中に卵鞘を入れたら、袋の中の卵鞘を潰しましょう。卵鞘は硬いといっても指で潰せないほどの硬さではないため、指で摘むだけでもプチッと潰れます。
手順3 ビニールの口を縛って捨てる
卵鞘が潰れたのを確認したら、ビニールの口をしっかりと縛ってから捨てましょう。口をしっかりと縛っておかないと病原菌が飛散する可能性もありますし、卵鞘の匂いが他のゴキブリを引き寄せてしまうこともあるのです。二次被害を防ぐためにも、ビニール袋はしっかりと縛ってから捨てましょう。
もちろん、そのビニール袋は一般ゴミとして廃棄できるため、通常の燃えるゴミと一緒に出せます。
潰してからトイレに流す
ゴキブリの卵は小さいため、必ずしもゴミで出さなければいけないわけではありません。家庭であればトイレに流してしまっても大丈夫です。
しかし、トイレに流す場合でも必ず卵鞘を潰してから流すように気をつけましょう。もし卵鞘が潰れていないと、トイレの排水で流れた先でゴキブリが孵化する可能性もあるからです。下水で最後まで流れていけば良いものの、途中で止まって孵化するとゴキブリ発生の原因となります。
手順1 ゴム手袋を装着
トイレに流す場合でも、ゴキブリの卵を触る時には必ずゴム手袋を着用しましょう。間違っても素手で触れてしまうことのないように注意が必要です。
手順2 トイレットペーパーで包んで潰す
ゴム手袋を着用したら、ゴキブリの卵をトイレットペーパーで包みましょう。なるべく厚くしておいた方が安心なのですが、しっかりと卵を潰さないといけないため、あまりグルグル巻きにはしない方が良いです。
トイレットペーパーで包んだら、指で潰しておきましょう。卵鞘が割れる時にはプチッという音がするので、音が聞こえて殻が割れていれば大丈夫です。
手順3 トイレに流す
卵鞘を潰したら、そのままトイレに流しましょう。気持ち悪い場合、「大」の方で2回くらい流しておくと安心かもしれませんね。
熱湯をかける(60℃以上のお湯)
ゴキブリの卵鞘は熱湯でも駆除できます。しかし、お湯の温度が低すぎると効果がないため、60℃以上のお湯をかけるようにしましょう。ゴム手袋をして卵鞘を移動させ、熱湯をかけることで駆除します。熱湯をかけた卵鞘はビニール袋に入れてしっかりと口を縛り、ゴミに捨てましょう。
熱湯を使用する駆除の場合、熱湯を使用できる場所が必要ですし、卵鞘をその形のまま捨てることになるので不安も残ります。卵鞘を摘んで移動させてまで熱湯で駆除するより、潰してしまった方が簡単です。
卵を駆除するときの注意点
ゴキブリの卵はそれ自体が逃げ回るようなものでもないため、見つけてしまえば駆除も簡単です。しかし、卵鞘は適切に駆除しないと捨てた先でゴキブリが繁殖してしまったり、病原菌に感染してしまったりと危険なもの。
ゴキブリの卵を駆除する時には以下のような点に注意しておきましょう。
殺虫剤は効果がない
ゴキブリの卵は硬い卵鞘に覆われているため、殺虫剤を使用しても効果がありません。殺虫剤がかかったとしても、殻に覆われているため中の卵には影響がないのです。ゴキブリの卵だと気付いて殺虫剤をかけてから捨てる人もいますが、それでは駆除効果はありません。しっかりと潰してから捨てましょう。
殺虫剤や燻煙剤などで通常のゴキブリ駆除をした後始末の時に、卵を発見することもあるでしょう。周囲にゴキブリの死骸があると、殺虫剤が効いている思われるかもしれませんが、卵には殺虫効果がないので注意しましょう。
見つけた場所はアルコール消毒する
ゴキブリの卵はサルモネラ菌やチフス菌、大腸菌などの病原菌が付着している可能性があります。そのため、卵を駆除した後には周囲をしっかりと除菌・消毒しておきましょう。
卵が落ちている近辺は床や壁にゴキブリが通った黒い跡が残っていることも多く、そういった箇所もしっかりと掃除して除菌・消毒するべきです。
掃除機で吸ったり、潰さず捨てたりしない
ゴキブリの卵を駆除する際、いくら手袋をしても触ることに抵抗があり、掃除機で吸ってしまう方も。しかし、掃除機で吸っただけでは卵の駆除ができず、吸った掃除機の中で孵化して繁殖してしまう可能性があります。多くのゴミと一緒に掃除機の中で成長し、どんどん這い出てくるのです。
もし誤って掃除機で吸ってしまった場合、そのゴミはすぐにビニール袋にキツく縛って捨てましょう。中から卵鞘を見つけ出して潰すことが出来れば一番良いのですが、大量のホコリの中から卵鞘を探すのも大変でしょう。そんな時にはゴミ全てをビニール袋でしっかりと縛って、なるべく早く捨ててしまいましょう。
周辺に卵がないか確認する
ゴキブリの卵は1つだけとは限りません。ゴキブリは6月〜10月の暖かい時期に卵を産むのですが、メスは年に数回産卵するため、複数個の卵が落ちている可能性があります。
ほとんどの場合、卵が一つだけということはなく、周囲には複数の卵が落ちています。ゴキブリは人に見つかりにくい場所で産卵するため、周囲の荷物や家具を移動して確認しましょう。
ゴキブリの卵が落ちているということは、その近辺がゴキブリの生息範囲になっているということです。つまり、巣が近くにある可能性も高いため、卵を駆除した後は毒エサ(ベイト剤)を設置して巣の駆除を進めていきましょう。
ゴキブリに卵を産ませないための対策
ゴキブリの産卵自体を阻止することは難しいのですが、そもそもゴキブリが繁殖しにくい環境を作っておけば卵を産みつけられることもなくなります。
- 無駄なものを置かず、常に清潔に保つ
- ゴキブリが発生している場合は早急に駆除する
- ゴキブリが侵入したくなるような餌を放置しない
という根本解決が重要。
卵を産む場所を作らない
ゴキブリは温度と湿度が高く、日が当たらず暗い狭い場所を好んで産卵します。つまり、ゴキブリに卵を産ませたくない場合はそういった場所を減らすというのが何よりも重要。私が害虫駆除を行なった客先でも、駆除後に掃除をしている家は再発率が低く、掃除をしない家はかなり高確率で再発します。
- 段ボールはすぐに捨てる or 保管するときは日当たり、風通しが良い場所へ
- シンクの下は整理整頓し、余計なマットは敷かない
- 家電製品も定期的に移動して掃除する
- 掃除をする時にはブレーカーなど隠れた場所も拭き掃除
- 建物の外も余計なものは置かず、定期的に清掃
- 天井裏や床下も燻煙剤等で防虫処理
常に物を片付け、清掃をし、整理整頓しておくことが重要です。
特に段ボールは要注意!一般家庭でも、飲食店でも、ゴキブリが大量発生する原因の多くはダンボールが要因となっています。段ボールの隙間は狭くて暖かく、ちょうど良く湿気ているためゴキブリにとっては最高の住処。人間に見つかることも少なく、段ボールの隙間で繁殖しながら、荷物と一緒に移動していることもあります。
もし家の中に段ボールがある場合、なるべく早く処分しましょう。もしすぐに処分できない場合は、そのまま放置しておくのではなく、日当たりと風通しがよく乾燥した場所に保管しておくのがおすすめ。
また、古い雑誌や新聞紙(古紙)も注意が必要。段ボールと同じように隙間でゴキブリが卵を産む可能性があります。そういったゴミは捨てられる日が決まっているかもしれませんが、回収している業者や施設もあるため、なるべく頻繁に処分することをおすすめします。
ゴキブリを駆除する
ゴキブリが卵を産んでいるということは、ゴキブリが生息しているということです。つまり、一つの卵を駆除したとしても親ゴキブリが生きている限りは卵を産み続けます。
ゴキブリの卵を発見した=ゴキブリが生息している=他にも卵がある
ということなので、想像以上にたくさんゴキブリが生息している可能性があります。生まれたゴキブリもすぐに産卵を繰り返すため、ちょっと放置しているととんでもない大量発生につながることも…。
産卵のたびに卵鞘を探して処理するのは現実的ではないため、ゴキブリの卵を見つけたらゴキブリ駆除を行いましょう。
毒エサ(ベイト剤)を処置する
ゴキブリ駆除を行う時には毒エサを使用しましょう。よくホームセンターやドラッグストアで売られているブラックキャップという名前の毒エサは非常に有効です。私たち害虫駆除業者も使用するほど扱いやすく、駆除効果も十分。
毒エサの場合、殺虫剤のように即効性はないのですが、普段は隠れている大勢のゴキブリにも食べさせることが出来ますし、ゴキブリが毒エサを巣に持ち帰ってくれると巣ごと駆除することも可能。ゴキブリは共食いする生き物なので、毒エサで死んだゴキブリの死骸を別のゴキブリが食べます。死骸を食べたゴキブリにも殺虫効果があるため、連鎖的にゴキブリを駆除できるのです。
また、産卵前のメスゴキブリが毒エサを食べると、その卵にも毒の効果が現れます。もし毒エサを食べたメスゴキブリが産卵したとしても、その卵からは幼虫が孵化しないのです。
よくあるゴキブリホイホイのような粘着トラップで駆除しようと考える方も多いですが、根本解決をしたいなら毒エサを使用した駆除が一番。ゴキブリ駆除の方法については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
ゴキブリの餌となるものを放置しない
ゴキブリの卵を産ませないためには、そもそもゴキブリの餌になるようなものを置かないというのも大事。ゴキブリは雑食なので人間の食べかす、生ごみだけではなく、キッチンの油汚れ、皮脂、髪の毛まで食べます。そのほか、紙や石鹸などもゴキブリにとっては大事な食料。
ゴキブリを発生させないためにキッチン周りをきれいに掃除するか方もおられますが、実はキッチンだけでは不十分ということです。
- 毛が落ちる洗面所
- 排水溝が汚れやすいお風呂場
- 湿ったホコリが溜まりやすいトイレや玄関
- 皮脂汚れが残った寝室
などの場所もゴキブリが発生する原因となります。ゴキブリの餌を放置しないというと食べ物ばかりに目が入ってしまいますが、そもそも家中をホコリがない清潔で整理整頓された状態に保つことが一番重要。
また、ゴキブリの好物は玉ねぎなので、玉ねぎそのものはもちろん、調味料関係もちゃんと保管場所を決めて片付けるようにしましょう。野菜は専用のストッカーや冷蔵庫、調味料も蓋をしっかり閉めて決まった場所に保管するべきです。
ゴキブリの卵を見つけたら害虫駆除業者へ駆除依頼を
ゴキブリの卵があるということは、そこにゴキブリが生息しているということ。ゴキブリの卵だけなら個人でも駆除できますが、家の中に潜んでいるゴキブリを完璧に駆除するのは難しいものです。いくら掃除をしてゴキブリ駆除用品を設置しても、完全に駆除できずに色んなところにゴキブリの卵を産みつけられる可能性があります。
そのため、ゴキブリ本体ではなく卵を見つけた時にも害虫駆除業者へ連絡して、しっかりと原因となるゴキブリを駆除してもらうのがおすすめ。市販グッズで対策すれば安く済むと思うかもしれませんが、長期間に渡って再発を繰り返していると思いの外出費がかさむものです。業者へ依頼してピタリと解決した方がお得な場合も。
「卵一つだけだから…。」と油断していると、そのゴキブリが他の場所で大繁殖している可能性もあります。ゴキブリの卵を見つけた時には、害虫駆除業者へ駆除依頼することも念頭に入れておきましょう。
ゴキブリ駆除費用の相場
家の間取り | 駆除費用の相場 |
---|---|
1R・1K | 10,000円〜25,000円ほど |
1DK・2K | 10,000円〜30,000円ほど |
1LDK・2DK | 15,000円〜30,000円ほど |
2LDK・3K・3DK | 20,000円〜40,000円ほど |
3LDK・4K・4DK | 25,000円〜50,000円ほど |
4LDK以上 | 30,000円〜程度 |
ゴキブリ駆除の費用は家の間取り(広さ)や発生状況により異なるのですが、一般宅の場合は10,000円〜50,000円程度の費用を予想しておくと安心でしょう。
被害状況によっても駆除費用は異なるのですが、初めてゴキブリの卵をを見つけただけの状況であれば、そこまで被害が広がっていないと予測されます。同じ場所に複数個の卵が落ちていたり、ゴキブリのフンが所々に落ちていたりする場合は見えない場所に被害が広がっている可能性もあり、駆除費用も高額になりがち。
害虫駆除業者の多くは無料で駆除費用を見積もりしてくれるので、気になる方は見積もりだけでも取ってみるのがおすすめです。
業者へ駆除依頼するときに注意するべきこと
ゴキブリの生体を見つけたわけでなく、卵を見つけただけでも害虫駆除業者へ依頼するのがおすすめ。駆除してもらうことはもちろんですが、見えない場所にどの程度の被害が出ているかを確かめる目的としても、業者に確認してもらうべきです。
しかし、害虫駆除費用は高いと50,000円ほどの予算が必要となるため、なかなか高額。実際に家の中に入って作業が行われますし、完全に駆除するためには駆除期間もかかります。ちょっと気楽に頼めるようなものではないので、駆除依頼する時には以下の点に注意しましょう。
害虫駆除業者へ依頼するときに気を付けるポイント
- 事前に金額と内訳が記載された見積書をもらう
- 駆除の対応期間、対応回数、再発補償を確認する
金額と内訳が記載された見積書をもらう
ゴキブリ駆除は対象となる建物の広さや被害状況によって金額が大きく異なるため、現場確認をしなければ正式な駆除費用を算出できません。そのため、まず最初に駆除業者に現場を見てもらい、駆除費用を見積もってもらわなければいけません。多くの場合、訪問から30分〜1時間ほどで駆除費用の見積もりは完了します。
この時、しっかりと駆除費用や内訳が記載された見積書をもらいましょう。書面で残しておかなければ、「聞いていた費用と違った」などトラブルの元になります。決して安い費用ではないため、しっかりと書面で金額を控えておきましょう。
対応期間、対応回数、再発補償を確認する
ゴキブリ駆除は一回の作業で完了しません。卵を見つけた場合でも、
- 卵があった場所
- 周囲に卵や巣がないか
- 建物内に巣が発生していないか
- 毒餌を設置
- 毒餌が食べられている状況確認、毒餌の交換
- 粘着トラップで捕獲
- 清掃
といった形で作業を行うため、1ヶ月〜数ヶ月にわたる作業になる可能性もあります。その間、必要に合わせて追加作業を行うのです。ゴキブリ駆除を依頼する際には、その費用で対応してもらえる期間や回数を事前に確認しておきましょう。
さらに、ゴキブリは再発する可能性も有ります。一度は駆除が完了したと思っても、実は隠れたゴキブリの巣があってそこから繁殖したり、侵入経路が塞がれていないことが原因で外から入ってきたり…。そういった再発に対してどの程度の保証がついているのかを先に確認しておくと安心です。
害虫駆除業者の中には再発させない駆除をウリにしている業者さんもいるため、気になる場合はそういった業者さんへ依頼すると安心でしょう。