ネズミ駆除・対策の方法についてプロがご紹介
ネズミは秋から冬にかけて外気温が低くなると、寒さを凌ぐために屋内へ侵入してきます。ネズミは体にエネルギーを溜めておくことが出来ないため、食料と水を常に摂取する必要があります。そのため、屋内に侵入してきてからキッチンやリビングなど食料が確保できる場所へ出没してくるのです。
一般家庭に侵入してくるネズミはクマネズミ、ハツカネズミ、ドブネズミの3種類。特に日本ではクマネズミの被害が多く、最近では殺鼠剤に対して抵抗性のあるスーパーラットと呼ばれるクマネズミまで生息しています。ネズミは哺乳類であるため、駆除するためには本能を理解し、その習性に合わせた駆除が必須。特に警戒心の強いクマネズミ、ハツカネズミを駆除する場合には注意が必要です。
ネズミを駆除するためには殺鼠剤を使用しましょう。いきなり粘着トラップを仕掛けるのではなく、殺鼠剤でネズミを弱らせて駆除する方法が効果的。殺鼠剤はネズミを高血圧状態にし、体内に内出血お起こさせます。その結果、ネズミは目が見えにくくなると共に喉が渇き、屋外の水を求めて出ていくのです。
ネズミを駆除したい場合には、殺鼠剤を使用してネズミを追い出し、残ったネズミを粘着トラップで捕獲し、侵入口をネズミ対策専用のグッズで塞ぎ、ネズミが嫌がる忌避剤を設置するというのが大まかな流れ。忌避剤の一つとして超音波式のネズミ駆除器も販売されていますが、駆除業者の視点からすると効果が心許ないため、しっかりと匂いのする忌避剤を選びましょう。何より、ネズミが生息しないように、部屋の整理整頓、清掃、食料品の管理には気をつけましょう。
ネズミのフンや足跡はラットサインと呼ばれ、ネズミ駆除をする際に侵入口や行動範囲を把握するため重要な情報です。駆除作業を行う時にはしっかりと確認しておきましょう。
ここでは、害虫駆除業者としてネズミ駆除を行っている私がネズミ駆除・対策の方法についてご紹介しています。