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害虫・害獣を知る

防虫ネットを張っても虫が入る3つの穴!目合い・すそ・張る日の正解

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防虫ネットを張ったのに、キャベツの葉に穴が空いている。ネットをめくったら、中でアオムシが育っていた。家庭菜園でこうなるのは、ネットに「穴」が3つあるからです。網の目が虫より粗い目の穴、すそと地面の間にできるすその穴、種まきからネットを張るまでの時間の穴です。

目合い(網目の大きさ)は防ぎたい虫で決まります。東京都農業試験場の目安では、キャベツにつくアオムシ・コナガは1.0mm以下、小松菜や大根の葉に小さな穴を空けるキスジノミハムシとアブラムシは0.8mm以下です。細かければ安心かというとそうでもなく、0.6mmより細かいネットは中が蒸れて、レタスの半数が灰色かび病で収穫できなかった試験もあります。

家庭菜園の虫は、私の駆除の仕事とは別の分野です。この記事は、農研機構と県の農業試験場が公表している試験結果と、メーカーの表示、楽天で売れている防虫ネット13点の比較をもとに書きました。キャベツやブロッコリーなら、ダイオ化成の1mm目・銀糸入りの1.8m×5mを、種をまいたその日に張るところから始めてください。

防虫ネットの目合いは虫で決まり、キャベツ1mm・小松菜0.8mm

防虫ネットの目合いは、防ぎたい虫の体の大きさで選びます。東京都農業試験場がまとめた「ほぼ完全に侵入を防ぐ目合い」の目安は、モンシロチョウやヨトウガの成虫が2〜4mm以下、コナガ・アオムシが1.0mm以下、アブラムシとキスジノミハムシが0.8mm以下です。

防虫ネットの目合いと、その目合いより細かければほぼ通れない虫。2〜4mmはオオタバコガ・モンシロチョウ・ヨトウガ、1.0mmはコナガ・アオムシ・カブラハバチ、0.8mmはアブラムシ・キスジノミハムシ、0.6mmはハモグリバエ、0.5mmはアザミウマ、0.4mmはコナジラミ

この表を長崎県が環境保全型農業の手引きに載せていて、同じ手引きには「コナガ、キスジノミハムシ、アブラムシを同時に防ぐには目合い0.8mm程度が望ましい」とも書いてあります(長崎県「環境保全型農業に応用できる個別技術」)。

香川県の防除指針は、もう一段細かく分けています。目合いごとに「成虫が通れない」「通れるが侵入をよく抑える」「効果がない」を虫ごとに付けた表で、1.0mmはモンシロチョウ・コナガには「通れない」、アブラムシには「通れるが侵入をよく抑える」、キスジノミハムシには「効果がない」です。キスジノミハムシは0.8mmで「よく抑える」、0.6mmでやっと「通れない」になります(香川県「防虫ネットによる飛来性害虫の侵入抑制」)。

野菜に置きかえると、次のようになります。

育てる野菜主に防ぎたい虫目合いの目安
キャベツ・ブロッコリー・白菜アオムシ(モンシロチョウ)・コナガ1.0mm
小松菜・大根・かぶ・チンゲンサイキスジノミハムシ・アブラムシ0.8mm(キスジノミハムシが多い畑は0.6mm)
ほうれん草・レタスアブラムシ0.8mm
ナス・ピーマン・トマトアブラムシ・ハモグリバエ0.8〜0.6mm

農研機構のマニュアルによると、キスジノミハムシはアブラナ科の野菜の葉に無数の小さな穴を開けます。小松菜の葉に小さな穴が並ぶなら、この虫を疑ってください。1mmのネットを張っていても通られるので、0.8mm以下に替えてください。

0.6mm以下の防虫ネットは蒸れて、レタスは半数が灰色かび病

目合いを細かくするほど、ネットの中は暑く、湿っぽくなります。東京都農林総合研究センターの試験では、いちばん細かい0.2×0.6mmのネットでレタスの約半数の株が灰色かび病になり、収穫できませんでした。同じ試験で、エダマメも0.2×0.6mmの区だけ収量が落ちています(東京都農林総合研究センター)。

温度の上がり方は、目合いと糸の太さで変わります。岩手県の露地キャベツの試験では、1mmのトンネルの中は8月の日中で外気より約2℃以下の上昇でした(岩手県農業研究センター)。福岡県農業総合試験場の実験ハウスでは、晴れた8月の昼に1.0mmのネットが外気より1.5℃高かったのに対し、0.4mmのネットは製品によって1.6〜3.5℃高くなっています。差がついたのは糸の太さで、すき間の割合が約60%ある極細糸の0.4mmなら、1mmとほぼ同じでした。

葉の上に小さなハエが止まっている

細かすぎるネットには、もう1つ落とし穴があります。香川県の指針は、ハスモンヨトウが0.6mm以下のネットにはネットの上から卵を産み、かえった幼虫が網目をくぐって中に入ることがあると注意しています。

ハモグリバエ(葉に白い線の食べ跡を残す小さなハエ)やアザミウマに悩んでいないなら、家庭菜園は0.8mmか1mmで足ります。夏に0.6mm以下を使うなら、葉が混み合わないように株の間を空けてください。

防虫ネットは種まきの日に張り、すそは土に埋める

防虫ネットは、種をまいたその日か、苗を植えたその日に張ります。農研機構のコマツナの無農薬栽培マニュアルは、種をまいたらすぐにトンネルをかけ、収穫まで原則として開けない手順にしています。種まきの前には畝のまわりを除草しておきます(農研機構「コマツナ無農薬露地栽培マニュアル」)。

防虫ネットを張っても虫が入る3つの穴。目の穴は虫より粗い目・破れ・ネットに触れた葉、すその穴はクリップで留めたすそと地面のすき間、時間の穴は種まきから数日たって張ること。それぞれ、防ぎたい虫で目合いを選んで葉から離す、すそを土に埋める、種をまいたその日に張る

すその留め方でも差が出ます。農研機構が白菜で比べた試験では、すそを土に埋めたトンネルより、支柱の根元でクリップ留めしたトンネルのほうが、中に入った虫が多くなりました(農研機構 近畿中国四国農業研究センター「初冬どりハクサイでの防虫ネットトンネルと太陽熱処理の併用による虫害抑制」)。クリップとクリップの間で、ネットと地面が浮くためです。

家庭菜園のトンネルは、次の順で張ると穴ができにくくなります。

  1. 種まきか植え付けの前に、畝のまわりの草を抜く
  2. 支柱を1m間隔で立てる(農研機構のマニュアルの間隔)
  3. 種をまいたら、その日のうちにネットをかける
  4. ネットの両側を支柱に留めてから、すそに土をかぶせる
  5. 端(妻側)は土に埋めるか、50cmほど重ねて押さえる
  6. 葉がネットに触れないよう、幅と高さに余裕をとる

6つ目は見落としがちです。岩手県のキャベツの試験では、1mmのネットに外葉が触れた区で、コナガがネット越しに葉へ卵を産み、ほかの区より食害が増えました。

防虫ネットの中に入った虫は、天敵がいないぶん増える

防虫ネットは、入ってしまった虫を外に出してはくれません。農研機構の白菜の試験では、0.6mmのネットですそまで埋めたトンネルでも、8回のうち7回でヨトウ類が、2回でアブラムシが中に入っていました。ネットの近くに産みつけられた卵から、かえったばかりの小さな幼虫が網目を通り抜けたと考えられています。

緑の葉の上で、カメムシが白い卵の塊に覆いかぶさっている

土の中から出てくる虫もいます。キスジノミハムシの幼虫は土の中でアブラナ科の野菜や雑草の根を食べて育つので、前の作の虫が土に残っていれば、ネットの内側で成虫になります。農研機構のマニュアルが種まきの前に畝のまわりを除草し、透明なフィルムで土を覆っておく手順にしているのはこのためです。

入った虫は、外より増えやすくなります。同じ報告は、トンネルの中には虫を食べる天敵がいないため、わずかに入ったアブラムシでも急に増え、アブラムシが運ぶウイルス病が中で広がるおそれがあると書いています。長崎県の手引きも「侵入した害虫に対しては効果が期待できないので、化学農薬の散布等の別の対策が必要」としています。

ネットをかけていても、週に1回はすそを少しめくって葉の裏を見てください。アブラムシが葉の裏にかたまっていたり、アオムシのフンが落ちていたりしたら、野菜に使える農薬で早めに叩きます。

ベニカベジフルスプレーは、キャベツのアオムシ・コナガ、大根やかぶのアブラムシ類など、野菜ごとに適用害虫が決まっている家庭菜園用の農薬です。スプレーなので、すそをめくって葉の裏にそのままかけられます。使える時期と回数は野菜ごとに違うので、ラベルの適用表で育てている野菜の行を確かめてから使ってください。中に入った数匹を早めに片づければ、ネットを外さずに収穫まで持っていけます。

防虫ネットの売れ筋13点は7点が1mm、家庭向け0.4mmは0点

楽天でレビューの多い防虫ネットを、ロール品・セット品・プランター用まで13点集めて目合いで分けると、1mmが7点でいちばん多くなりました。0.75〜0.8mmが3点、0.6mmが1点、0.4mm以下が1点(0.25mm)、目合いの表記が無いものが2点です。1mmと0.8mmを両方売っている日本ワイドクロスのサンサンネットは、両方に数えています。

楽天で売れている防虫ネット13点を目合いで分けると、1mmが7点、0.75〜0.8mmが3点、0.6mmが1点、0.4mm以下が1点、表記なしが2点。家庭菜園向けの0.4mmのネットは0点、0.4mm以下で高温の注意書きがある商品も0点

目合い0.4mmのネットは、楽天では100m巻の農家向けと、ビニールハウスの出入口用しか見つかりませんでした。家庭菜園でコナジラミまで止めようとすると、選べる商品がほとんど無いということです。

もう1つ気になったのは、0.4mm以下のネット6点のどれにも、高温や蒸れへの注意書きが無かったことです。商品説明にあるのは「細糸で通気性アップ」「夏場の蒸れを防ぐ」といった長所の書き方だけでした。逆に、0.8mmのサンサンネットクロスレッドには「施設内では換気扇や循環扇を併用」と書いてあります。前の章のとおり、細かいネットは糸の太さしだいで中の温度が変わるので、説明文だけで「蒸れない」と受け取らないでください。

幅は、ロール品8点すべてに1.8m幅がありました。2.1m幅は4点、1.35m幅は3点です。長さは5mと10mが中心でした。

畑のトンネルには1.8m幅のロールを目合いで選ぶ

畑の畝をトンネルで覆うなら、1.8m幅のロールから、最初の表の目合いで選びます。岩手県のキャベツの試験も、幅180cmのネットで畝幅約100cm用のアーチを覆っていました。

商品目合いサイズ(1.8m幅)特徴
ダイオ化成 銀糸入 1mm目1mm5m・20m(2.1m幅もあり)透光率90%。1.8m×5mのロールで最安
日本ワイドクロス 防虫サンサンネット1mm・0.8mm5m・10m(2.1m幅もあり)日本製・UV剤入り。10cmごとのアルミ格子
ダイオ化成 0.75mm目0.75mm5m・20m(1.35m・2.1m幅もあり)透光率約90%。切り口のほつれ止め加工
ダイオ化成 0.6mm目 N-33300.6mm5m日本製。透光率86%
マルソル 銀糸入り防虫ネット約1mm5m・10mレビュー件数が13点で最多
サンサンネット クロスレッド XR-27000.8mm5m・10m・20m(1.35m・2.1m幅もあり)縦横とも赤い糸。日本製

出典: 楽天市場の各商品ページの表示。価格は動くので、買う前に各ページで確かめてください

キャベツ・ブロッコリーには、ダイオ化成の1mm目・銀糸入り

キャベツやブロッコリーをアオムシとコナガから守るなら、1mm目で足ります。ダイオ化成の銀糸入り1mm目は、1.8m×5mが1,000円台前半で、今回比べたロール品の同じサイズでいちばん安く買えました。レビューは60件を超え、星3以下が1件もありません。畝1本を覆う5mなら、苗を植えた日に張って、そのまま収穫まで外さずに済みます。

同じ1mm目で、長く使える日本製を選ぶなら日本ワイドクロスの防虫サンサンネットです。UV剤入りで、0.8mmも同じページで選べます。1.8m×5mで3,000円台後半と、ダイオ化成の約3.6倍します。10cmごとに入ったアルミの格子が目印になるので、切って使い回すときに長さを測りやすいです。

小松菜・大根・かぶには、ダイオ化成の0.75mm目

小松菜の葉の小さな穴に悩んでいるなら、0.8mm以下に替えます。ダイオ化成の0.75mm目は、東京都の目安でアブラムシとキスジノミハムシを止める「0.8mm以下」に入ります。透光率は1mm目と同じ約90%と書いてあり、目を細かくしても光はほとんど落ちません。秋まきの小松菜や大根を種まきの日から覆っておけば、穴の並んだ葉はぐっと減らせます。

ハモグリバエに悩む畑だけ、0.6mm目

葉に白い線を描くハモグリバエや、キスジノミハムシが毎年多い畑なら0.6mm目です。ダイオ化成のN-3330は日本製で、透光率は86%と1mm目より少し下がります。前の章のとおり夏は蒸れやすいので、株の間を空け、葉がネットに触れないように高めにトンネルを組んでください。白い線の入った葉を間引く手間が減ります。

ベランダのプランターは支柱セットか袋型のネットで覆う

ベランダのプランターは、支柱とネットがそろったセットか、鉢ごとかぶせる袋型を使います。畑と違ってすそを土に埋められないので、すき間ができにくい形を選ぶのが近道です。

横長のプランターには、グリーンパルの720用セット

横長のプランターで葉物を育てるなら、グリーンパルの「菜園プランター720用 支柱・防虫ネットセット」です。日本製で、アーチ支柱3本とネットがそろって1,000円を切ります。720サイズに合わせてあり、他社の710・700サイズにも対応すると書いてあります。プランターは別売りです。レビューでは「紐を絞る部分にストッパーが欲しい」という声があったので、絞ったあとは洗濯ばさみで留めておくと、すき間ができにくくなります。

背の高いトマト・ナスには、マルソルのファスナー付き袋型

トマトやナス、ピーマンのように背が伸びる野菜には、鉢ごとかぶせる袋型が合います。マルソルの「実り野菜の虫よけカバー」は銀糸入りの約1mm目で、高さ110・175・205cmから選べ、ファスナーを開ければ収穫や手入れができます。周囲145cmで14号鉢(直径約42cm)まで入ります。レビューには「ファスナーが固い」「鉢に結ぶ付属のヒモがずり落ちる」という声があり、支柱は別に用意が要ります。ヒモの上から鉢のふちを園芸用のテープで一周留めておけば、すそから入られる心配が減ります。

小さな鉢やミニトマト1株なら、同じマルソルの日本製チューブ型が手軽です。周囲170cm・高さ80cmと120cmの筒状のネットで、上下を絞って使います。留め具やひもは付いていないので、結束バンドか洗濯ばさみを用意してください。

畑の一角で枝豆を育てるなら、DAIMの足長セット

枝豆を1列だけ育てるなら、第一ビニールのDAIM「足長防虫チャレンジセット」が、パイプとファスナー付きのネットをまとめて買えます。設置すると奥行き約1.8m、高さ60cm(土に25cm埋めたとき)です。レビューには「枝豆には高さ60cmは低い」「継ぎ目より下を持って押し込まないとパイプが曲がる」という声がありました。背が伸びるまでの、生育の初めの防虫用と割り切ると使いどころがはっきりします。

畑のトンネルの支柱にネットを留めるなら、第一ビニールのトンネルパッカーです。径5.5mmの支柱用で50個入り、ネットを傷めずに外せます。ただしすそは、クリップで留めるより土に埋めたほうが虫が入りません。パッカーは支柱の上のほうでネットを支柱に留め、すそは土をかぶせる、という使い分けにしてください。

銀糸入りや赤い防虫ネットは、県の試験で結果が割れている

銀糸入りや赤い糸の防虫ネットは、「光や色で虫を寄せつけにくくする」とうたっています。県の試験を並べると、効果が出た例と出なかった例の両方があります。

赤いネットでは、京都府がネギアザミウマを対象に試験して、農薬の散布回数が1作10回から7.5回に減りました。秋田県のアスパラガスでも、0.8mmの赤いネットで散布回数が5〜6回から3回に減っています(京都府農林水産技術センター・秋田県農業試験場)。一方、静岡県のイチゴの試験では「0.8mm目合の赤色防虫ネットの侵入防止効果は同目合の通常防虫ネットと同等であり、赤色による優位性は確認されなかった」という結果でした(静岡県農林技術研究所)。香川県の指針も「ネットの色は、透明に近い色の方が安定した効果が得られる」と書いています。

どれもアザミウマを対象にした試験で、アオムシやコナガに赤い色が効くかを比べた試験ではありません。キャベツの虫を防ぐのが目的なら、色より目合いを先に決めてください。

ネギやアスパラガスでアザミウマに悩んでいるなら、日本ワイドクロスのサンサンネット クロスレッドです。京都府の資料は、試験で開発したネットが「サンサンネットXR2700」として発売されたと書いていて、秋田県の試験もこのネットを使っています。0.8mm目で、商品ページの適用害虫にはアザミウマ類・アブラムシ類・コナガなどが並びます。ネギアザミウマの農薬を1回でも減らしたい畑なら、2つの県で散布回数が減ったこのネットを選ぶ理由があります。

銀糸入りで、とにかく多くの人が使っているものを選ぶなら、マルソルの銀糸入り防虫ネットです。約1mm目、1.8m×5mと10mがあり、楽天の「防虫ネット」のレビュー件数順で1位でした。星3のレビューにある指摘も「1mごとに目印の線が欲しい」程度です。キャベツや白菜の畝を2〜3本まとめて覆うなら、10mを買って切り分けると無駄がありません。

防虫ネットは目合い・すそ・張る日の3つがそろって効く

防虫ネットで虫を防げるかは、目の穴・すその穴・時間の穴の3つをふさげるかで決まります。目合いは育てる野菜の虫で選び、キャベツなら1mm、小松菜や大根なら0.8mm以下にします。すそはクリップで留めずに土に埋め、種をまいたその日に張って、収穫まで開けないのが基本です。

1つだけ選ぶなら、キャベツとブロッコリーに使えるダイオ化成の1mm目・銀糸入りです。苗を植えた日に張り、すそに土をかぶせて、葉がネットに触れない高さにしておけば、アオムシに穴だらけにされた外葉をはがす手間はほとんどなくなります。

家の窓や換気口から入る虫を、ネットや網で止めたい人は、網戸と換気口の虫除けの記事に書いています。網戸の網の目の数え方は、防虫ネットの目合いとは表し方が違います。

よくある質問

防虫ネットはいつ外しますか?

収穫まで外さないのが基本です。岩手県のキャベツ、福島県のブロッコリーの試験は、植え付け直後から収穫までネットをかけたままにしています。ただし岩手県は、収穫の時期を過ぎた株をネットの中に残しておくと、病気が出て収穫量が減ることがあると書いています。

100円ショップの防虫ネットでも効きますか?

袋に目合いが書いてあるかを見てください。目合いが分かれば、この記事の表で防げる虫が分かります。目合いの表示が無いネットは、どの虫を防げるのか判断できません。

防虫ネットと不織布はどちらがいいですか?

虫を防ぐ力はどちらも高く、福島県のブロッコリーの試験では、1mmの防虫ネットのトンネルで虫害が2.2%、不織布のトンネルは0%でした(無被覆は59.5%)。不織布は保温もするので、収穫が無被覆より1週間ほど早まりました。ただし長崎県の手引きでは、長繊維不織布の耐用年数は1〜3年と短めです。

防虫ネットは何年使えますか?

京都府はハウスに張る0.8mmのネットの費用を、耐用年数5年で試算しています。岩手県は、年2作を3年使う前提で試算しています。日差しでポリエチレンが傷むので、シーズンが終わったら外して乾かし、日の当たらない場所にしまってください。

防虫ネットの中に虫がいたら、どうすればいいですか?

ネットを外さず、すそを少しめくって、野菜に使える農薬をかけます。トンネルの中は天敵がいないので、アブラムシやヨトウ類は外より増えやすくなります。農薬はラベルの適用表で、育てている野菜とその虫の組み合わせに登録があるものを選んでください。

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